第4話
梅視点
世界が変わって見えてくるな、
「あっ、トイレから戻ってきたよ」「うわぁ、なんか汚い」
私は聞こえない振りをして席に座る。
「梅、ごめん流石にやり過ぎた。」
「許さない。」
私はコイツにいつも理不尽に頭を叩かれたりして居た。幼馴染だから当然だと意味のわからないことを並べて、
私はずっと限界だった。だけど、言っても悪くなるだけだろうから言わなかっただけ。
今回のは限界を超えて覚悟を決めた。もうこれから何があってもいい。退学をしてもいい、冤罪で捕まってもいい、死んでもいい!
もう、私は絶対に許さない。
「怖っ」「調子に乗ってるよ。」「月宮くんが謝ってるからって調子に乗ってる」
「梅、本当に本当に悪かった!!」
「・・・なら一つ頼み事を聞いて」
「何でもする!!」
「それは駄目よ月宮くん!!」「絶対にいい命令をしない!」
「もう、私に関わらないで」
私は最後にこのクソを睨んで私達の関わりは終わりにする。
「・・・そんな」
「良いじゃん!最高じゃん!」「クールぶってるよ」
「俺たち幼馴染だろ、そんなこと言い訳がない」
はぁ、もう早速関わってきたよコイツ。
「私はもう、アンタを幼馴染と思ってない。普段から理不尽に暴力を振ってくるし」
「暴力??俺がいつ??」
サイコパスかよ
「叩いたり、デコピンしたり、チョップしたり」
「それは幼馴染の仲として」
「私がいつ!アンタにそんなことをした!!」
「仲の良い証だと思って!!」
「私はいつも辞めてと言った!!悲鳴をあげた!!なのにアンタはし続けた!!そして私の大切な物を奪った・・・」
私はなんでこんな理不尽な目に遭わないといけないんだろう。
「梅、おれは、おれは」
私は悔しさと理不尽に押し潰れされながら
「お、おねぇがいだからぁ、おねぇがいだからもう、私に・・・私に関わらないで!!」
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