第4話

なんだろう、学校がピンクにそまってホテルに見えてくる。


 「アタル、今日もいるの?」

ありがとうございます。幼馴染から朝からご褒美を頂いた。


 「今日は放課後何か予定はありますか。」

俺は待ちきれず思わず聞いてしまった。


 「はぁ??何を言ってるのアンタ?」

罵倒ありがとうございます!!


 そして俺は少しずつ近づく、


 「何、どうしたの?」


あれ?いつもなら距離が近いとビンタをお見舞いされる筈なのに、

 

 「いや、可愛いなと思って。」


「はぁーい??ど・・・どうしたん、アタル?」


いや、義妹もだけど君こそ。

  

 【私って可愛いでしょ?】


【・・・うん】


【キモい!(ビンタ)】


 ってするのに。


 「可愛いなって思って」

俺はさらに近づく。


 えっ待ってなんで、瞳を閉じるの??


 ゾクッとした。ストレスと同時に興奮を感じた。

だが今のは義妹の時のようなストレスからによる興奮でない。

 クラスの視線による興奮だ。


 気持ちいい。


 「ねぇ、アタル??」


「何?」


「なんでしないの?」


「何を??」


「期待させるんじゃないわよ!!」


 俺は素晴らしいビンタを頂いた。

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