第2話
大学の単位等の説明がある為、初日は全員で集まる日だ。
連絡先を交換したり同じ学校出身と思われる人達がそれぞれ集まって会話している。
俺も出来れば仲の良い人を増やしたいが、最初だからゆっくり座っていようと思っていたが
「ねぇ、あの子可愛いくない?」「うわぁ、ほんとだ。」
部屋が少しざわつく。
そして、
「久しぶり、大ちゃん」
「そうだね。俺たちは出来る限り関わらないようにしようか。」
「手紙見たでしょ。」
「おい、なんだよ。先に仲がいいやついるのかよ。」「一緒にいるの彼氏かな?顔普通だね。」
部屋で話題ノ中心になっていると思われる俺の前に女は、
夢元 道 俺に大量の手紙を送り付けてくる初代元カノだ。
「私達、大学からは付き合いましょうよ。」
「はぁー!」
部屋のじろじろ見て来た主に男子が声を上げる。
「それをいうならやり直すな、あと断る。」
「えー!嫌だ!嫌だ!そんなの!」
昔から変わらない嫌なことがあると駄々を捏ねまくる。
「夢元さん、大くんが困ってるよ。」
「はぁー?何アンタこそ?なんで大のいる学校来てんのよ?」
「それは、私が罪を償うためよ。」
俺を置いて話しに止める感じで割って入ってくるが結局いつも喧嘩越しになる俺の二代目元カノ 真風 前
「ねぇ、大くんも困ってますよね。こんな女にいつまでも言い寄られて。」
正直、夢元も俺に話を振ってくるアンタも近くに居るだけでストレス。
「アイツ、羨ましい。あんなに可愛い子に両方から挟まれて」
俺に話題が向いて来ている。あー初日からはあんまり目立ちたくない。
「ちょっと!!アンタ達!私の大に近づかないでよ!!」
更なる火種をつける、後ろから聞こえて姿は見えないが、嫌でも知っている声だ。
「何?何?アンタは本当に本当にだれ?」
「そうよ、あなたは大くんとどんな関係ですか?」
「復縁予定の元カノよ!」
全くそんな予定はない、三代目元カノの夏川 樹奈
「はぁっ何それ?」
「元カノですって許せません。」
いや、お前らもだよ。
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