第330.5話 閑話④『柚木くるみ』
陽菜乃のライバル枠として登場。
連載開始当初は、そもそも登場の予定はなかったけれど、これからも話を続けていくことを決めた際にライバルを登場させようと思い、一年生のクリスマス編にて初登場した。
登場時の想定ではそもそも隆之や陽菜乃とここまで仲良くなる予定もなく、今のキャラクターよりもっと悪女みたいな感じだった。
けど、話が進むにつれて、そういうキャラじゃないなってなって今のキャラクターに落ち着いた。
隆之に告白をすることは決まっていたけど、シナリオや流れまでは考えていなかった。結果的に隆之に気持ちを自覚させるという重大な役割を担い、見事にやり遂げてくれた。
そのシナリオである『夏の夜に咲く恋の花』は全編通して非常に気に入っているシナリオ。
重要イベントはいつもこれで大丈夫かなという不安が常々あるけど、評判良くてほっとしたのを覚えている。
*
本編終了時では優作とのフラグを立てたけど、これは本当に全く予定していなかった。
夏の終わりに隆之に振られてから、話が進むにつれてこのまま終わるのは可哀想かなって思っていたところ、自然とそういう流れになった。
ちなみに。
陽菜乃から自転車に乗れないという設定を受け継いだ。隆之に自転車に乗る練習に付き合ってもらうというエピソードを考えていた。
けど、タイミングを逃して結局お蔵入りになった。
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