第327話 ようやく実現した、猫も杓子も高校の実態

縦割りをやめて横割りにした、自由の森の中高生男子のC寮。


中3のある少年が、アンパンを・・・、食べただけなら、問題にもならない。

だが、それがアンパン違いのあの液体の臭いだとしたら?

そう、シンナー。

それを吸って、ふらついていたね、彼。


早速、寮の食堂にみんな集められました。

園長就任1年目・37歳の若手園長が、自らお出まし。

かの少年をぶん殴り、みんなの前で訓戒を与えた。

当時中1の後の作家氏、

こんな光景を見て何か得られるものがあったのだろうか?


その時は皆、1着ずつ与えられた青いジャージを着ていた。

Approach というロゴが付いていた。

一体何にアプローチするのだろうか。しろというのか?


この園長氏は、このころ、非行児の受入も積極的に取組んだ。

だが、それが本当に効果があったかと言われると、どうだろうな。

高校に行かない、行っても1年修了で中退。

そんなパターンも、多かったね。

高校まで行った児童はそれまでにも多くいたが、

そうじゃない子もたくさんいた。


このころのよつ葉園、ようやく、

猫も杓子も高校

という世間に追いつけた。

ってか?

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