第76話 夕凪つばさ君~42年前の私?!

 ひろがるスカイプリキュアに登場した史上初の少年プリキュア

 夕凪つばさ君。ぷにばーど族の妖精なのだそうな。

 変身したら、キュアウイングになるのねん。

 5月21日を以て12歳になったそうである。おめでじゅう。


 今から42年前が、ちょうどわし、小6だった年。

 今年のつばさ君と、同じ年齢だった、あの頃なの。

 あの黒歴史、思い出したくもない10か月・・・。

 わしのほうはええとして、うらやましい少年のこと、行こう。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 で! ソラシド市の下宿? 先にて。

 今年19歳になる保育士見習のおねえさんが来たのねん。

 なんじゃあ、お姉さんに大層かわいがられておるのねん。

 うらやましいのと違うかと思っておる、そこのあなた!!

 それがなぁ、そうでもないのよねん。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 自由の森とかいう養護施設におった頃、思い出すねんで。

 それでどうもなぁ、複雑な気持ちにナットリマスノネン。

 実習生のおねえさんが来たときのふんいきとか、さぁ~、

 もう少し年齢が行った先、まさにこういうことが起こる。

 つばさ君とあげはさんの年齢差くらいなのよね、実にね。

 プリキュアの世界やからええようなものの、自由の森よ。

 いくら自由と言ってもな、変な関係になっちゃまずいぜ。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 何かな、つばさ君を手放しでうらやましいと言えんわし。

 それもこれも、自由の森にいたことが大きな原因じゃい!

・・・、って、な。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る