　自由の森だけじゃないけど、養護施設と名のつくところには、ときどき、臨時の労働力がやってきます。たまに男性のこともありますけど、ほとんどは短期大学のしかるべき学科にいる若い女子学生でした。

　その名もズバリ！

実習生のおねえさん

　彼女たちは短期大学に在籍する２年間のうちの約２週間、養護施設の現場になんと、「現地実習」をしに来ます。

　泊り込みで、ね。

　しかも、学校教育の一環ですから、給与は発生しません。

　それを言うなら、金払ってでも行きなさいという勢いですわ。

　もしいかなかったらぁ～？

　月に代わっておしおきよ、じゃなくて、単位あげないわよ～！

　しかもその単位が必須となれば、要は、卒業できませんわよ～！

ってね。

　そりゃあ、行きますわよ。

・・・　・・・　・・・・・・・

　子どもにしてみれば、そういうおねえさんに来てもらうのは、なんか新鮮なのよね、特に小さい子らにとっては。

　問題はそちらより、大人の皆さん。職員さんたち。

　２週間の期間限定とはいえ、星形のヒトデじゃなくて、人手が増える。

　ただで使える労働力や。しっかり先輩面して使ってあげましょう！

　これも人生勉強の一環です！

ってか？

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