第27話 「できる限り」の言い訳を

 自由の森は、日本国の法令で定められた「養護施設」です。

 児童福祉法その他に、その根拠法令があるそうな。

 調べりゃわかる。いちいちここでうんちく垂れんけど。

 アホラシアホラシ。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 法源の一つに、「法律は家庭に入らない」という。

 世にもおめでたい性善説ではある。

 それはともかく、「法律は家庭には入らない」。

 これを、真の命題とする。


 ところで、ココ山岡、もとい自由の森は「施設」である。

 施設は、日本国の法令、主に法律により定められている。

 養護施設の中は、ハナから、普通に法律の立入る場所や。

 ということは、ここは家庭ではないということになるね。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 すると途端に、ってこともなく、すでに言い訳がされているのね。


~、できるだけ家庭の雰囲気を提供することを心掛ける。


 そんな趣旨の言葉だったっけ。

 それが、1980年代半ばの、自由の森。

 外部用のパンフレット。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 となれば、初めから、ここは家庭じゃない、施設であると明言しな。

 そして、家庭ではないことを明白に言い切れよ。

 でも、それができないのには、それなりの事情があるのでしょうね。

 知らんけど。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 おためごかして言い訳しておけば、あとはナントカナルサ。


逃げ道=言い訳 は、普段から不断の努力で用意しています!  ってか?

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