第17話 テレビの見過ぎはよくないからね。

 昔から、テレビの見過ぎはよくないと言われてきましたね。

 自由の森と銘打たれているからって、自由気ままに見ていいわけじゃない。


テレビは、決められた時間内のみ。番組も決めて、それだけにすること。


 これが、かの作家さんの子どもの頃の自由の森の自由度でした。

 ジャンジャン!


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 しかも、しかも!

 1980年になってなお、小学生の子らの部屋のテレビは、白黒!

 先代の園長センセーの頃からの節約精神が、染みついておりましたからね。

 ま、でも、昭和なんて、どこもそんなものだったっけ。多かれ少なかれ。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 いつも白黒で見ているから、たまにカラーテレビで見ると、まばゆかったな。

 プロ野球のナイトゲームのカクテル光線のまばゆさにも似た華やかさ。

 そのうれしさとありがたさと言ったら、なかった。あのきらびやかさ。

 今となっては、テレビにそこまでのありがたみ、感じなくなって久しいなぁ。


 さすがに、丘の上に移ったと同時に、白黒テレビは処分されたけどね。

 それが、1981(昭和56)年、5月下旬のことでした。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 白黒テレビは、意外なところで教育効果を生んでいた。ってか?

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