第16話 そして、日曜日。朝はやっぱり~、パン!

 そしてまた、自由の森にも日曜日がやってきました。

 朝は、パンです。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 自由の森のパンは、トーストばかりじゃない。

 菓子パン、のちには調理パンも、出されるようになったのねん。


 かの元入所児童が合格した国立大学の近くにあったころは、あの店。

 というか、その街で知らぬ者はもぐりでしょ、という業者のパン。

 その業者は今もあって、たくさん、菓子パンを出しています。

 しかも、小学校の遠足で、隣の市の郊外に移った工場にも行ったぜ。

 あの菓子パンを見るたびに、あの頃を思い出します。ええ。


 自由の森と言うだけあって、住宅地化した場所にはそぐわない。

 そういうことになったのか、1981年5月、名を体に合せる事業。

 郊外の丘の上に、自由の森は全面移転したのねん。

 将に、自由の森というネーミングにぴったりな場所に行けたのねん。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 名が体にそぐうようになった自由の森。

 パンの業者も、いつしか変わりました。

 地元近くのパン屋さんが、納入してくれるようになりました。

 惣菜パンのようなものも、やってくるようになったのね~ん。

 とはいえ、自由の森がある小中学校区の業者では、なかったのねん。

 だけど、近くの丘の下にある、少し洒落たネーミングを使うパン屋さん。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 これも、地産地消・御近所福祉の実践です! ってか?

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