第15話 土曜日の昼は、麺類です!
パンもそうだけど、麺類もいいよね。
小麦系の主食って、あの頃の子どもたちの大好物!
今なお、そうなのだろうかな?
うどんもそばも、がっちりね!
毎週土曜の昼は、うどんとかラーメンとか。
でも、日本そばなんてのは間違いなくなかったな。
スパゲティーならあった気もするけど、そうでない気も。
ただ、今でいう「パスタ」なんてのは、なかったわね、確実に。
ま、いつものご飯のおかずの添え物でついてきたくらいのものでした。
・・・ ・・・ ・・・・・・・
自由の森を飛び出して初めて大学に行った青年は、近所のある喫茶店ではいつも、スパゲティばかり食べていたっけ。それも、大盛で。
そのことから見るに、スパゲティを主食にした献立は、滅多になかったのでは。
これも、彼が自由を得た反動で渇きを癒していたことの立証になろうな。
ちなみにそこのママさんには、いつもスパゲティーを食べる学生ということで通っていたっけ。
イタリアンかミートソース。他の味はなかったね。そのどちらかで、必ず大盛。
卒業後居酒屋でお会いした時、かのスパゲティー青年が酒飲んでつまみを食べているのが、あのおばちゃんにはよほど新鮮だったに違いない。
・・・ ・・・ ・・・・・・・
うどんでもラーメンでもいいけど、しっかり食べたら、かの青年は、自転車で街中を超え、かつて自由の森があった近所の国立大学まで通っていたという。
毎週土曜日には、とある大学のサークルの例会があったから。
その足で、国鉄の管理局にも顔を出していたという。
これが、かの人物の小説に登場する鉄道少年マニア君の原型、ってか?
~ せやねん(苦笑)。
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