第4話 火曜日の朝ごはん~きな粉

 米食を殊の外推進している自由の森。

 火曜日の朝も、もちろん、ごはんとみそ汁。


 だけど、この日は、江戸時代なら高級品だったはずの砂糖が、ひそかに。

 なぜ?

 そう、きな粉をごはんにまぶして食べるのよ。

 きな粉だけでは、味気がないでしょ。

 だから、砂糖をまぶしたキノコ、じゃない、きな粉を使うのね。


 言うなら、茶碗で即席おはぎ味のごはん、ってわけやねん。

 あ、追剥(おいはぎ)、じゃないからね。

 そこんトコ、夜露死苦!


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 きな粉をごはんにまぶして食べる。

 それはいいけど、ときに、砂糖の塊が入ってくるのです。

 これ見ると、なんか、得した気分になるのよ。


 ひょっとすると、私の前世は江戸時代の庶民あたりかもしれない。

 砂糖が高級品だったあの時代、運良く、砂糖にありつけた人なのかも。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 昔も今も、炭水化物の甘さって、魅力なのよね。

 火曜日のきな粉の中の砂糖のおかげで、私は大学まで行けた、ってか?

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