「ステータスオープン!!」

・・・


「そうですね…ダンジョン内の浅層に生えて

いる薬草の採取なんていかがですか?」


「いいですね!薬草の採取してきます。

薬草の形が分からないのですが、

どうしたらいいですか?」


「こちらの植物図鑑に殆ど掲載されています。

また、生群地、形、効能が載っています。

お貸ししますので、お読みの上、

探索に行くことをお勧め致します!」


「ありがとうございます!お借りします!!」


------------------------------------------------------------


【植物の群生地】


カレンディオはダンジョン浅層

カランディブはダンジョン浅層、中層

魔草はダンジョン下層に生えている。


・・・


【形状】


カレンディオとは、淡い緑の細長い植物


カランディブとは、

先端の花が渋い赤色となっており、

先端を見ないとカレンディオと、

見分けがつかないぐらい似ている植物。


※見比べると違いは明白だが、

冒険者に成りたての新人には注意が必要!


魔草とは、ダンジョン内の魔力が植物に、

纏わりついた植物であり、

浅紫色あさむらさきいろで魔力を帯びている。


※浅紫色とは薄い紫色であり、


浅紫あさむらさきとは、薄い紫色のことで、

薄紫うすむらさきとも言います。

平安時代の頃、紫は最高位の色とされ、

中でも最上位である深紫か黒紫より、

やや劣るもののその次にあたる高貴な色でした

また薄色といえば紫の薄い色を指していました

R:196 G:163 B:191


・・・


【採取方法】


根本を掴んで引き抜けばいい。

ただし…品質は劣化する。


品質を維持するにはスキルが要である。

素材によってスキルを使い分けるべし…


・・・


【ポーションの製造方法】


・回復ポーションの作り方

下級ポーションの製造方法は、

カレンディオ+魔力水

中級ポーションの製造方法は、

カランディブ+魔力水

上級ポーションからは魔草+魔力水


【耐火ポーションの素材一覧】

ヒカゲシビレタケetc.

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植物図鑑にはポーションの製造に必要な素材

が、正確に記載されているね。


ダンジョンを潜り続けるなら、

ポーションがあるにこしたことはないね!


スキル次第で必要になるかもな…

でも…どんなスキルが生えるかわからないか

ら、ダンジョン潜った後で悩んでもいいか!!


受付嬢に問い合わせれば何度でも見返せるだろ

うが、一度読んで頭の片隅に入れておくか…


・・・


「植物図鑑ありがとうございます」


「いえいえ。この採取依頼は、カレンディオ

10束納品です。お気をつけて…」


「ありがとうございます!頑張ってきます!」


受付のお姉さんの名前聞けなかったな…

美人さんだし…やっぱり顔採用なのかな…

それとも、給料が良いとか!?


神山が後ろを振り返らずギルドを後にして、

初心者ダンジョンと名高いダンジョンに向かっ

た。だが、その後ろで冒険者が受付嬢に、

しつこく絡み、返り討ちにあっていた…


冒険者ギルドから徒歩10分・・・


「初心者ダンジョンに到着!」


見張りの人がダンジョンの入り口を、

警戒している。


「あの~ダンジョンに入ってもいいですか?」


「冒険者カードの提示をお願いします!」


「はい!冒険者カードの拝見お願いします!」


「規則だから確認するぞ。

 G級登録したてか…」


「初心者ダンジョンと言っても、

 危険なことには変わりない。

 モンスターに襲われたら逃げるんだぞ!」


「ありがとうございます!今回は初ダンジョン

なので、安全確認を怠らず、危機感を持って、

依頼に挑む所存です!」


「依頼は薬草採取か?」


「はい!ダンジョン浅層でカレンディオを、

 採取する予定です!」


「そうか!ダンジョンに入ったら、

ステータスオープンと頭の中で考えるか、

声に出せば自身の目の前に可視化されるぞ!」


「自身が他人に表示しないと思わないと、

特定のアイテムやスキルを用いないと、

ステータスを視ることは出来ないから安心だぜ!」


「ありがとうございます!安心ですね!!」


「強いスキルを得たからと言って、

 油断、慢心といった怠慢にはなるなよ!

 礼儀がいいのはいいが、

 冒険者は好きにやるもんだぞ!」


「このダンジョンは初級ダンジョンだが、

E級からG級が頻繁に探索を行っている。

冒険者に絡まれたら人となりを視るんだぞ!

自分で対応できなければ俺たちの所へ来い!

俺達、ギルドが責任を持って事に当たるぞ!」


「ありがとうございます!お二方の忠告を守り

ながら頑張ってきます!」


「おう、頑張れよ!俺は田中来栖たなかくるすだ」


「おう、命大事に頑張れよ!俺は立花塁たちばなるいだ」


「ありがとうございます!俺は神山です…

 冒険者カードでわかってましたねw」


「「そうだな、がんばれよ!!」」


「はい!」


田中さん、立花さんはダンジョンが発生してか

ら、無謀にも挑んだ人達を見ていたんだろう

な…俺も結構無謀だよな…

初ダンジョンに防御無しでアタックって…

よし、気を引き締めて行こう!!


神山は初ダンジョンと言うこともあり、

ダンジョン内に恐る恐る潜った。


「明るい!?」


ダンジョン内は暗いと思っていたようだ…

だが、明るいのである…


ダンジョン内に入ったてことで、

神山はスキルを得た。


先程の教えを実践!


「ステータスオープン」


―――――――――――――――――――

名前:神山煌翔 年齢:20

性別:男性 状態:正常

レベル:0

固有スキル:器用貧乏(

一般スキル:料理2、分析7

耐性:物理耐性2、精神耐性2

――――――――――――――――――――


器用貧乏?何事もそつなくこなせるが、

極められないだったよな・・・

俺が中途半端ってことか!!

うーん!納得だわ!!


分析?極めるとどうなるんだろうか・・・

鑑定とか得れるのかな?

帰ったらギルドで聞いてみよう!!


このスキルを持つ原因に思い当たる節しかない

な!それでも配信者としてはありがたいな!


「浅層だから1階層にあると思うんだが、

 周りを警戒しながら進んでみるか…」


------------------------------------------------------------------------

※ダンジョン浅層とは1~20階層のこと

階層は広大な空間にモンスターが蔓延っている

------------------------------------------------------------------------


「群生地は端の方にあると思うんだ…

広いから死角が出来やすいな…

いつモンスターが出てくるか分からないし、

慎重に行動していこう!」


探すこと10分


「あっ、群生地を見つけた!

 これだ!!確か…植物図鑑に、

 ”根元を掴んで引き抜けばいい”と、

 書いてあった気がする!ふんっ!!

 よし、後9束だ!!

 残りも頑張って採取するぞぉぉお!!」


――――――――――――――――――――

やっとダンジョンに潜り、

スキルが無事発現しましたね!

これからの活躍に胸が広がるわ!

応援、レビューよろしくお願いします!!

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