「初戦闘!」

「うーん…9束採取できた‼できたが…

 残り1束足らない…少し進むか!」


「ギャァ‼」


「うわぁ、ゴブリンか…危ないな…そういや

俺、武器買ってないから素手だったわ…

バカか…」


------------------------------------------------------------------------

ゴブリンとは棍棒を持っている人型モンスター

特徴…男には殺意を向け、無惨に殺す。

女には欲望の眼差しを向け、犯し、

子を孕ませる。

その後は男性同様に嬲り殺される…

※男性を好むゴブリンも存在が確認されている

------------------------------------------------------------------------


「ギャァ!ギャァァ‼」


「おっとと…なんだ?いきなりかい?

 攻撃が当たらなかったことが不可解か?

 殺意がバレバレなんだよ…」


「ギャァァァ‼ギャァァ!」


「ん?何か伝えたいのか?

 俺はゴブリンの話す言語はわからねえぞ!」


「ギャァァァ‼ギャァァァ!!」


「ゴブリンの感情を読み取ってみたが、

”下等な生物はこの世から消えるべし”?

はぁ・・・俺には何のことだがさっぱり。

そもそも言葉が合ってるかわからないよ。

殺意しかこのゴブリンは感情が出せないみたい

ね。仕方ない…倒せるかな?やってみよう!

ゴブリンの攻撃を避けて殴ってみるか!」


「ギャ!ギャァァァァァ‼」


「・・・オラァ!」


振り下ろされる棍棒を躱し、

右ストレートを放つ。


「ギャッ!?ギャッ・・・」


「動かなくなったな…近くで倒したか見てみる

か…死んでいるな。運良く倒せてよかった…

ゴブリンの死体はそのまま残るのか。

この死体は外に持って出れるのかな?

物は試しだ!倒したゴブリンも持って帰ろう!

うーん…残り1束…1束…んっ!あれだ!!

あのゴブリンが通ってきた道にあるじゃん!

とりあえず採取採取‼・・・よし!帰ろう!」


ダンジョン出入口に向かい、

神山はダンジョンから無事帰還した。


「ふぅ…倒したモンスターは、

ダンジョン外でも消滅しないんだな。

消滅しなくてよかったが疑問が増えたな…

ラノベではダンジョン内での生き物は、

外に持ち出すと消滅するて言われているだろ

う。ラノベのような異世界ではないから大丈夫

なのか?疑問は尽きないな…立花さんに聞こ

う!それからギルドに報告して家に帰るぞ!」


田中「おう、お疲れさん!ほう…

ゴブリン倒したのか、怪我してないか?」


立花「おう、お疲れさん‼おぉ!?

ゴブリンを討伐したのか…

神山は・・・無事みたいだな…

初ダンジョン探索はどうだった?」


「はい、ゴブリンに不意を突かれましたが、

忠告のお陰で奇跡的に無傷で討伐しました!」


田中「武器は所持していなかったよな?

戦闘向きのスキルでも芽生えたか?」


立花「おい田中!初心者のスキルを無暗に聞くな!これからの冒険者の手札を丸裸にするつもりか!?」


田中「神山さん…すみません‥‥」


「別に構わないですよ~!可もなく不可もないスキルが芽生えましたよ!」


「「おめでとう!!」」


「ありがとうございます!ゴブリンに襲われてから、武器を買い忘れてたことに気付き、

素手での戦闘になりましたがなんとか倒せました。怪我はしていないですよ!」


田中「武器忘れちゃダメだろ!

 怪我がなくてなによりだが、

 探索は命懸けだからな気をつけろよ‼」


「一応、倒したゴブリンを持ってきましたが、

 どうしたらいいのでしょうか…?」


立花「死体を見る限り、このゴブリンは、

隠密性に長けていたのだろうな。

奇跡的だろうとそれも実力だ!

死体はギルドに付随の解体所で、

手数料は掛かるが素材にして貰えるぞ!

その素材を基にアイテムにするなり、

売るなり選択肢は幅広いんだ!

詳しくはギルドのHPや攻略サイトを、

閲覧することを勧めるぜ!」


「ありがとうございます!

 ダンジョン内のモンスターって、

 正式に呼称されているんですか?」


田中「ゴブリンなどの生物のことを此処では、

【モンスター】呼んでいるが、

世間一般的には【魔物】と呼称されている!

魔物の種族ごと呼名よびながあり、

同一種族でも魔物には個体差があるんだ!!」


立花「ダンジョンに潜っていれば、

 自ずと理解するだろう!」


「ありがとうございます!

 魔物と呼称されているんですね!

 帰って調べてみます・・・

 では、お疲れ様です!」


「「おう!またな」」


神山はギルドに向かった。

ダンジョンからギルドまでの道が、

施工されているが冒険者と言っても多種多様だ

出店などもあり繁盛しているようだ…

歩いていると会話が聞こえてくる…


――――――――――――――――――――

・・・・


「おい!小娘金返せや!!」


「うっせぇ!老いぼれジジイが!」


「なんじゃと‼犯して売り飛ばすぞ!」


「犯される前にぶっ殺してやるさ!」


――――――――――――――――――――

・・・・


「今回の依頼は順調でしたね。」


「連携が上手くできたからですわ!」


「それでも討伐難度が高いものには、

 挑戦できないですよね…」


「実力が伴っていないと討伐依頼は受けれないものね…」


――――――――――――――――――――

・・・・


「おらぁ、S級の猫宮と仲がいいんだぜ!」


「嘘つけよ、酒の飲みすぎでホラ吹いてんじゃねぇぞ!」


「嘘じゃねぇよお!証拠の写真もあるんだぞ!!」


「どれだよ?みせてみろや!」


「これが証拠の写真だ!」


「これは写真撮影のイベントの時のだろ。

S級のイベントはWEB上にも告知されていて、

注目度が高いんだ…それにこの衣装は写真撮影のイベント限定だから一目見ればわかるやつはわかるぞ!嘘も大概にしとかないと痛い目見るぞ…」


「うっせぇえ!俺は猫宮と仲がいいんだよ!」


「あぁ、そうか…」

こいつは、さんのことを呼び捨てしているが周りの視線に気が付いてないのか?

視線を向けている奴等はではないぞ…

こいつはもう戻ってこれないな…


――――――――――――――――――――

次回掲示板回

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