第二章

「冒険者ギルドに登録①」

------------------------------------------------------------

※配信のコメントについて・・・

基本的にはセリフの前にキャラ名を記載。

※特定の配信のコメントでは、

セリフ前に名前を記載しません。

------------------------------------------------------------


デビュー後、張り詰めた糸が途切れ、

倒れるように就寝したのである。


起きたら外が暗い。んっつ?今何時だ?

翌日の1時…ふぁぁぁもうひと眠りするか…


・・・


5:30起床


「ふぁぁぁ…今何時だっけ…5時30!??

 今日は何日だ…?あぁ…6日か…6日!?

 やべえぇぇぇぇ…1日寝過ごした…

 一先ず、ご飯を炊飯器にセットして、

 お風呂に入って冷静になろう…」


ご飯を炊いている間にお風呂を沸かし、

待ち時間に先日のデビュー配信の、

評価を見ることにした…


「ふぅ…前世を公開することで炎上は、

 避けられないと覚悟していた。

 だが、ダンジョンに挑むのであれば、

 身バレすることは必然!!

 さて、評価はどうだろうか‥‥」


――――――――――――――――――――


:男性がVtuberになるのは良いですが、

 推しとは絶対に絡まないでください。


:女性ライバーとコラボしたら、

 どうなるかわかりますよね?


:前世を公開するって炎上商法ですか?


:配信活動止めた方がいいですよ。


:誰こいつ?なにがしたいの?

 炎上目的?出会い廚?


:無名配信者がVtuberになったからって、

 人気になれるなんて思い上がるな!!


:絶対おまえを殺す


:猫宮さんの前世で見ていた配信者が、

無名配信者かよ…ビッチにはお似合いだな…


:あ?お前特定した。

:あ?コメントを消しても消えないからな!!

:危険思想の持主なようだな…

:はっww事実だろww

 馬鹿みたいに盲目的なお前らを、

 思って言ってやっただけだろ…

:↑処分した。

:よくやった!

:俺達のことをどう思おうが構わないが、

 配信者に対して攻撃的なのは許せねえな!


:これからの活動を応援しています!

 頑張ってください!


:配信やめた方がいいよ。


:声が不快


:全然面白くない


:配信時間が無駄すぎる。

もっと価値のあるコンテンツ作れないの?


:一生懸命やってるのはわかるけど、

正直見るに堪えない。引退した方がいいんじゃない?


:謂れのない言葉で傷付くこともあるから、

 体調気を付けて頑張ってね!!


:人気出ないの当然。こんなクオリティーで、

 ファンが付くわけねえだろ。


:えっ。つまんな。


:センスねえな!俺の方が面白い動画作れるぞ!


:声キモイ。よくその声で配信をしようと考えたな


:ボイトレしてから出直せよ


;前世公開するならVtuberにならなくてもよくね?


:正直、お前の配信見る価値ないわ。


:声がウザい。


:何でこんなクオリティで活動してるの?

 視聴者舐めてるの?


:神煌成長しないね。

 同じことばっかりでつまらない。

 もう見るのやめるわ。


:過去動画見てきたがセンスないね!

 引退したらどう?


:こんな低レベルな配信でよく活動続けられるね。


:実際は全然面白くないよ。


:声が聞いてて不快。

 配信やめてほしいんだけど…


――――――――――――――――――――


「アンチコメント多数!?

 ・・・やはり叩かれるよね。

 前世を公開という禁忌を犯したのだから、

 叩かれてもおかしくない。。。

 ふむ…炎上商法ではないぞ。

 冒険者になる以上、特定は避けられない。

 裏で個人を特定されるぐらいなら、

 先に全て公開することでクリーンだろ!

 個人Vtuberとしてやりたいことを自由に!

 出会いは求めていない。

 声が不快。面白くない。つまんない。と

 感じる…捉え方は人それぞれであるよね!

 そういった人が居ることは理解できるが、

 価値観を押し付けちゃダメだよー…

 嫌々、観ないでブラウザバックして、

 他の配信者の下で和気あいあいと、

 コメントしていればいいよ~

 推しと見知らぬ新規配信者がコラボするとか

 ファンとしては複雑だよな…わかる…

 だが、こんな底辺な俺がVtuberとして、

 女性ライバーと関わることはありえない。

 何かに秀でていればライバーとして、

 知名度が高ければ別だけどね。

 それでも叩いていいか?と、

 言われると違うよな…

 応援コメントはありがたいね!」


さぁ、朝御飯を準備しよう!


「まずは新鮮な鮭を手に取り、鮭を洗い、

水気を切った後に塩をまぶし、

グリルに鮭を入れ、じっくりと焼き上げる。


焼き上がるまで時間があるので、

もう一品を手際よく作るよ!


まずは、豚肉を食べやすい大きさに切り、

生姜をまとわせてじっくりと漬け込む。


そしてフライパンを熱し、豚肉を投入!


焼き上がるまでの待ち時間で、

醤油とみりんを容器に入れ、

適度に混ぜると甘タレの完成!


次に、キャベツを千切りにする。


頃合いを見計らい、先ほど作った甘タレを、

フライパンに入れて煮詰めると、

甘タレが肉に絡み、食欲をそそる香りが立ちこめる。お皿に盛り付け、生姜焼きの完成だ!」


そうこうしていると、

鮭の皮がパリッと焼ける音が聞こえる…


「グリルから鮭を取り出して…

 よし!いい焼き色だ!!」


次に、味噌汁を手早く作った…


・・・


6:20


朝御飯が完成したようだ。


「完成!白米、焼き鮭、生姜焼き、味噌汁!

生姜焼きは具材が冷蔵庫にあったからだね!

今日は冒険者登録する日だからエネルギーを、

たくさん使うと想定してのメニューだよ!

では…いただきます…はふ…美味しい…」


6:30


「ごちそうさまでした!」


食器を洗い、神山は入浴しに浴室に向かった。


6:50


「ふぅ…さて、冒険者ギルドに向かおう!」


神山が住んでいる所からバス停まで徒歩5分


7:00


「ふぅ…無事、乗車できた・・・」


バス停から冒険者ギルドは、

25分の場所にあるのだ…


7:25


「あれが冒険者ギルドか…」


魔物に襲われても大丈夫なように、

ダンジョン内の鉱石を建築時に使用している。

そのため比較的頑丈である。


7:30


冒険者ギルドに入って受付にて手続きを行う。


「はじめまして!冒険者登録に来ました!

 冒険者登録をお願いします!!」


「はじめましてですね。

では、冒険者登録お受けいたします。

こちらに必要な事項をご記入お願い致します。

その後、簡単な模擬戦を行っていただきます。

模擬戦をする理由としましては、冒険者登録を行う方が現状どれぐらいの強さがあるのかを、

判断するためです…」


「かしこまりました。記入終わりました。」


------------------------------------------------------------

名前:神山煌翔 

年齢:20

性別:男性

------------------------------------------------------------


「神山さん、では、闘技場に移動しましょう!

 案内致しますので、付いて来てください!」


「はい」


「ただ…模擬戦に適任な冒険者が、

 今のギルドにはゴロゴロといるので、

 お相手して貰えそうな人と、

 交渉してきますので少々お待ちください…」


「はい!」


・・・


「失礼します。林三郎さん…

 今、お時間よろしいでしょうか?」


「あんたか…どうした?」


「新たな冒険者の模擬戦をしませんか?

新人にご指導していただけないでしょうか?」


「別に構わないが相手は?ド素人か?

 制限や手抜きが必要か?」


「登録したばっかの素人です。

 制限と手抜きでお願いします。

 新人が危なくなったり、

 林三郎さんが危険だと判断する場合は、

 その限りではないです。」


「その新人が素人じゃなければ、

 高め合ってOKてことか?」


「そうですね。命懸けの職業ですので、

 高め合えるならですが…

 顔合わせまではしますので、

 後はお願いしますね」


「嬢ちゃんも仕事だもんな…すまねえな」


「いえいえ…仕事ですので…」


・・・


「お待たせしました。神山さん…お相手は、

ベテランに数えられるC級の林三郎さんです。

模擬戦として体術だけで林三郎さんに、

2撃入れてください!」


「おぅ、俺は剛輝林三郎ごうきりんさぶろうだ!林三郎さんなど、

好きに呼んでくれよ!よろしくな!」


「はい、俺は神山煌翔かみやまおうがです!

 よろしくお願いします。

 2撃!?頑張ります!!」


・・・


「おい!!新人冒険者が林三郎と模擬戦だってよ!!新人を応援しに行こうぜ!!」

「がはははは!!林三郎にボコられるだろ!」


------------------------------------------------------------

次回模擬戦です!

C級相手に煌翔はどうなるのか…

応援よろしくお願いします…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る