第18話 別れ

いつしか

去っていく

儚き季節の喪失感よ


あの日の思い出と共に

君はいなくなった


明くる年の新しい季節に

またそれを連れてくるだろう


太陽の光の弱さが

影を薄くするように

記憶もまた

存在を霞ませる


想いを刻ませてくれ


あのことが夢でなかったと

覚えていたいんだ

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