第2話 十代のカズト

 カズトは小学生の時は活発な子どもだった。いつも人の輪の中に居るような子どもだった。みんな集まって鬼ごっこをしたり、勉強も出来る子どもだった。


 中学生、高校生の時も、勉強と遊びに充実していたカズト。


 そんなカズトは大学生になって、ひょんなことから人間関係に悩むようになってしまった。両親は相談に乗ったものの、大学を中退したカズトは引きこもりになっていった。


 レタードールアイは悲しそうな表情をしている。カズトが何も返事をしないから。そんなアイは散歩に出ようとカズトを誘う。カズトはそれに応じる。


 久しぶりの外出、久しぶりの太陽に、カズトは目がくらむ。でも、となりにはレタードールアイが居てくれている。


 二人は初めての散歩に出かける。

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レタードールのお仕事 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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