◇閑話◇ 世界4大宝石

 ここまで、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビーについて語ってきましたが、これらは「世界4大宝石」と呼ばれています。

 さらに真珠が足されて「世界5大宝石」と言われることもありますが、真珠のことはちょっと置いておいて、「世界4大宝石」について書こうと思います。


「世界4大宝石」というのは、上記にも書きました通り、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビーのことを指します。何故そう呼ばれているのかといえば、「美しさと価値を兼ね備えた宝石」だからと言われています。


 そういえば、エメラルドの項目で「エメラルドは宝石の女王と言われている」と書きましたが、書籍を調べてみると、ルビーも「宝石の女王」と言われているんです。また、ダイヤモンドとサファイアも「宝石の王」と書かれていることがありました。面白いですよね(笑)


 エメラルドだけは、「クレオパトラに愛されたから宝石の女王と称されている」という説明をいくつか見かけたので、第2話に「宝石の女王と言われている」と書きましたが、ダイヤモンド、サファイア、ルビーに関しては複数の書籍で確認できなかったため、項目の内容には載せませんでした。

 それにしても、「宝石の王」も「宝石の女王」も二つずつあるなんて、なんだか不思議な感じです。しかし、言われてみるとどれもその名にふさわしい気もします(笑)


 また、上記に挙げた「世界4大宝石」は、西洋の価値基準だと言われることもあります。つまり東洋の「世界4大宝石」があるということ。


 東洋の「世界4大宝石」は珊瑚、翡翠、ラピス・ラズリ、真珠と言われています。西洋の価値基準だと言われている方と比べてみると、赤、緑、青、白と色の要素は同じですが、選ばれている宝石は全然違うものであることが分かります。


 また、西洋の「世界4大宝石」は透明度が高いものばかりですが、東洋の「世界4大宝石」は不透明なものばかりです。東洋のほうは風水の影響もあって珊瑚、翡翠、ラピス・ラズリ、真珠が選ばれているとも言われていますが、土地として手に入れやすいものや、文化的な違いもあるのだろうと推察します。


 宝石の価値をどこに見出すのか。西洋と東洋、比較するとそれぞれの魅力を感じることができて面白いなと思います。

 

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