46日目 自動の手水



 妖精ぺぺは、ある山の上にある小さな神社に住んでいる。


 妖精なので、ほとんどの人間には見えない。



 ぺぺの神社の手水がずっと工事をしていたのだ。


 このご時世なので、自動で出るようになったのだ。


 ぺぺは不思議でしかたがない。


 ぺぺが近づけば水がちょろちょろ勝手に出るのだ。


 なんだこれは!


 と他の達妖精達も手水に集まりだした。



 そのうちに、自動で水がでるのが面白くなり、いい遊び道具を見つけたと、水を出して、それにかからないようにするという遊びを妖精達みんなでし始めた。


 キャッキャッ! と遊んでいたら、


 住職さんがやって来た。


「あれ? センサー壊れてるのかな」


 結局水を止められてしまい、遊びはそこで終わったのだった。




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