　妖精ぺぺは、ある山の上にある小さな神社に住んでいる。

　妖精なので、ほとんどの人間には見えない。

　人間の世界にはお盆があるそうだ。

　お盆は、黄泉の国から先祖がやってくるそうだ。

　このお盆の時期は、参拝者と一緒に亡くなった成仏した先祖の方も付いてくる。

　だからこの時期参拝者の数は倍増する。

　皆、ぺぺに手を振ったり、ニコッと笑ったりしてくれるので、ぺぺ達妖精は嬉しくなり、ぐるぐる飛び回る。

　お盆は賑やかでいいなと思うぺぺであった。

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