19日目 お祭りはいいね




 妖精ぺぺは、ある山の上にある小さな神社に住んでいる。


 妖精なので、ほとんどの人間には見えない。




 ぺぺは、夜が嫌いだ。


 神様の影響が薄くなるから、闇の力が強くなるのだ。


 だから ぺぺ達妖精は 眠るのだ。


 でも夏のある1日だけは、好きな日がある。


 それは、神社で行われる 夏祭り がある日だ。


 この日だけは、提灯や明かりがともされ、とても神社が明るくなる。


 だから、神様も 明かりの力で 夜でも力が強くなる。


 神様は言う。


 「お祭りは、本来神聖な行事 なんだよ」と。


 だから この日だけは、 神様も夜は元気になるのだそうだ。


 「早くお祭りの日にならないかな」


 と わくわくするぺぺなのであった。


 オチ、なしかーい。


 たまには いいよね。




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