第42話

しょうがないんだよ 顔を伏せた

声は出ないまま 今日が過ぎてく

何を待ってるんだ 幼稚な遊びだ

真実なんて 何処にもありゃしない 

結局逃げ切れないんだろ


僕にも君にも 誰が来ても

笑いたいのに 全てが嘘だ

ごめんね本当に

応えられなくて


殴ることが出来たら 楽だっただろうに

人でなしだって 言葉通りだな

優しくなんかない でも泣かないでほしい

僕に縋っちゃ駄目だ 僕には何も返せない

勇気もない僕は

何度目かの終わりも 断ち切ることが出来ない


凶器にしか成り得ないんだよ

僕に何もさせないで


捨てるものが無いだなんて

悲しいじゃないか

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