第23話

息をついて 顔を上げる

闇雲に探していた光が 少しずつ溶けてゆく

何が欲しいのだろう 何を求めているのだろう

ただ私は。

何?


どこまでも追い抜いていく風が この心を叩き潰して

どこまでも爽やかな音色が 愚かな夢を掲げてんだ


盾を剣に持ち替えた少年

ずれまくる世界の景色に 満足できなくても

今更、星が綺麗だと嘘を吐くなよ

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