第22話

こんな視線 忘れられたらいいのに

誰かの言葉に ずっと怯えて

肝心の自分が 出てこない

良いことと悪いことは どこまでも重なり合ってて

喜びはいつも つかの間で終わってしまう

人を睨んだことも 睨まれたことも

全部塗り替えられてしまえれば どんなにいいか

何枚も重ねた皮を 私は剝いだことがない

脆すぎる素直という言葉を どこまで信じればいいのだろう

割り切れない自分を 背中をさすって 殴りたい

今が終わればいいのにと いつも願ってる人間め

どっかで変わらなきゃ いつか死ぬぞ、お前

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