悪夢と誕生日
先生との待合場所へ向かった。大丈夫。お姉ちゃんは仕事だし、お兄ちゃんからもまだ帰る連絡が来ない。きっと警察も私の言ったことを信じてくれる…。
先生が見えると足が震え始めた。倒れそうになった私を先生は抱きしめた。
「久し振りだな。お前の脅しとやらは…やっぱりうそ…」「嘘じゃないです!警察には知らせています。今こうやって会うことも話しました」
「電話だけで動くのかね?警察って…。さっ中に入っていい事しようぜ」耳元で囁かれ、鳥肌がたった。建物の周りには、私服警官すら見当たらない。車も人もいないそっけない場所を先生が選んできた。その理由は、絶対にバレたくないという悪意の気持ちがあるからだろう。警察は来てくれるのか不安になりながらも、信じながら中へと入っていった。
中に入るとそこは、ラブホだった。外見からは思いもしなかった。部屋に案内されても、誰も私達を不審に思い声をかけてくる人はいない。
部屋につき、いきなりベッドに押し倒された。先生は興奮し、今すぐにでも私の中に彼のものが入ってくる感じだった。私は必死に抵抗した。早く…警察来て…sそう願いながら、彼の愛撫を受けていた。
でも、誰も飛び込んでくる気配はなくて、もう諦めて、彼のされるがままに受け入れることにした。
先生のテクはなかなかだったのは、中学の時、初めてでもわかってた。だから、こんな時でも若干気持ちいいと感じてしまう自分が恐ろしかった。
こんな形でお兄ちゃんとは別れたくなかった。でも、汚された以上、彼とは向き合えない。何度か体を交えたことだけでも幸せを感じたことを今は胸に、また先生との関係を続けていくしかない。そうじゃないと彼の脅迫は続いてしまう。
結局、その日、先生は満足するまで何度も私の中に、彼の精液を出した。それでも、過去に妊娠させたことがあるという事故はあるのを恐れてか、避妊はしてくれていた。
少し快楽に溺れていた私を見て、合鍵を渡された。先生という立場を失っても、それなりに収入のある仕事をしているらしい。その鬱憤晴らしという感じで、私に傍にいて欲しいという感じだった。元々は好きだった人だったし、お兄ちゃんに会うのは辛かったから、もうその日から、私は先生の家にお世話になることにした。
そして、そのまま、お兄ちゃんとは連絡を取らずに、先生のおもちゃ扱いされながら、毎日を送った。そして、私の誕生日が来た。
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