悪夢が再び…

知らない番号は基本無視していた。でも、なんか胸騒ぎがして、身内に何かあったんじゃないかっていう連絡だったらどうしようという考えで、電話に出てしまった。

電話の向こうで聞こえたのは、もう二度と聞きたくない副担からだった…。

「よぉ、元気だったか?」まるで2年前、何もなかった教師が元生徒の近況報告を聞くために電話をかけてきた感じだった。

「何で、この番号知ってるんですか?変えたのに…」震える声で話した。

「あぁ、卒業後にお前の親友に告白されてさ…。まぁ流れ的にお前と同じ感じになったんだよね。でも、親友ちゃんの方は、お前との関係知らないでさ、俺が”近況報告聞きたいんだけど…あの子、番号変えちゃったみたいで、電話できないんだよ…。…なんて、哀愁漂わせて言ったら、あっさり教えてくれました。ハハ」

「それで、何の用ですか…。もう先生とは何の関係もないじゃないですか…」

「何言ってんの?あの写真、大事に大事に保存してあるよ?簡単に消せないように別にも保存して…クスクス…」

電話の向こうの声は不気味な笑いに聞こえた。

「あの写真はあのバカ姉貴とその隣にいた男には知られてないんだろう?ならいいんじゃん。あの2人には内緒でまたいいことしようぜ?また、お前の体をいじりたくなってさ。」

「もし…写真のことを話してたらどうするんですか?きっと、2年前みたいになりますよ?それどころか、先生…けいさ…」「バラしてもいいんだ?」

ゾクっと背筋に冷たい汗が流れた。「それは…」「じゃ、言うんじゃねぇ。それと俺はもうセンコーじゃねぇし。なんかさ、俺、ドジったみたいで、君の親友、孕ませちゃったらしくて、学校追い出されたんだよね。今、高校は夏休みだよな?いいじゃん、俺と旅行に行こうよ。それで、またあの関係続けようぜ?家族には適当にお友達と行ってくるとか言って。」

「…わかりました。日にちはいつ?」「お前の18歳の誕生日」

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