第29話 花の浮橋


渡るべき花の浮橋超えられぬ君の間に透明な夢が




春三番桜よ、散るか散るな、夜君への哀愁点す満月




見上げたら花の横雲眩くて歳月待たず、追わぬ明日に




これからも明日でさえも負のループ 花の横雲靡くか、靡け




花心恋のまにまにしたためて溶かした絶句に過去を呪った

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