第13話 花笑みの君

花月夜君と奏でるオルゴール 音色に眠る少女のうなじ


花笑みの君は僕の手を取って明日は出征の日だから、と


零れ桜麗らか君の悲痛な眼 どうか、無事で祈る嗚咽


何もない何も出来ぬと花の頃 対立し合う心の楔


明日さえ変えない私ピリオドをゴミを出す日に花万朶優雅

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