第11話 桜月日記
桜月私の傷を阻む声 辰砂の言葉に泣きじゃくる声
桜雨 虚ろな君へトラウマも夕虹のように昇華せよ、菫
花屑と心の気まぐれ七変化スカーフの裾で傷をかばって
花明かり異世界からの案内人チェンバロを弾く少年
花曇り俯く君と雑記帳 自由なページに月をのせて
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