第3話 一時保護所の真実③

鉄格子に囲まれて薄暗い中

窓は空いてるものの息苦しい

その上で

朝の起床時間

ご飯は何時

勉強(自習)時間は何時

自由時間は何時

消灯時間は

年齢によって指定されている


さらに嫌だったのは

相部屋である事

部屋にもよるが

2~4人で1部屋

正直室内トラブルが

喧嘩の発端になるケースが

多かった印象でした


[私は運良く

喧嘩等のトラブルはなかったです]


私が通っていた保護施設では

小さなお子さんが8時頃消灯

中学生でも10時消灯と決められていました


ですがほとんどの子が

守れていなかったと思います

小さな子は電気がまだ付いていて

お兄ちゃん達が起きてるのに

寝れる訳ないですし


大きな中学生とかの子は

週末の地上波での映画等で

とても10時に寝れる環境ではなかった

当直の大人の人が厳しい人なら

[ダメ]と一喝入れてくれたのだが

緩い大人だと

[これ(この放送)が終わったら寝るんだぞ!]

と言う感じで

ルールとしても

かなり緩かった印象でした


男女1台づつのテレビを共有する為

テレビ戦争が頻繁に起こります

バライティーなのか

スポーツなのか

映画なのか

その度に多数決をとっていた印象でした


2,30人居る中でテレビが1台で多数決です

かなりストレスが溜まりますし

かなりの少数派になった時に

お前そんなの見るんだ?と

馬鹿にされるんじゃないかと

常に思っていました


こちらの改善点としては

せめて部屋に1台づつ

皆が集まる場所に1台にして

子供を分散させて

部屋の中で

解決させた方がいいと思います


なんなら部屋間の移動は

許されていたので

部屋毎にチャンネルを変え

見たい所に集まる事も出来ると思いますし

普段起きなくてもいい

喧嘩等のイレギュラーに

大人が対応しなくても済むはずです


消灯については

年齢的制限は緩和

大人の数が足りてないのに

小さな子を一人一人寝かせに行くのは

他の子を疎かにします

実際そのタイミングで

流血騒ぎの喧嘩が勃発

原因はテレビのチャンネルでした


当直だった大人は

多分ですが

始末書を書くはめになったと思います

これが私は

無駄な仕事だと思います


消灯時間はタイマー式に

ブレーカーが落ちる仕組みにして

物理的にテレビを見れないようにする


14,5年たってるので

この辺は改善されていて欲しいです


さらにさらに嫌だったのは

児童相談所直結なので

強制権がある事です

少年院程ではないかと思いますが

それでも

児童相談所が子供の保護を目的と称し

子供の話も家族の話も

何一つ聞いてくれなかった点です


私はあんな所行きたくないと

はっきり言っていました

たとえご飯が食べられなくても

たとえライフラインが止まっても

それでも行きたくないと…

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