240519
【2024年5月19日】
明日は待ちに待った修学旅行だから今日は日付が変わる前には寝ようかと考えていると、スマートフォンに着信が入った。
「どうした?」
『明日の準備中だったりするかしら?』
着信の相手は千花だった。
というか、このタイミングでこの時間帯の着信だったので高確率でそうだろうとは思っていた。
ちなみに、この時間帯なら低確率でさいちゃんさんが無言電話をかけてくる。非通知ではなくしっかりと登録された番号でかけてくるのでタチが悪い。折り返すとほぼ100パーセント何も用事は無い。
「今日は早めに寝るかいつも通りゲームでもしてから寝るか悩んでいたところだが、急用……では無いのだろう?」
『私のことよおくわかっているのね。流石、彼氏』
「千花のことを理解しているのは彼氏だから……もあるけど、幼馴染だからだ。いつもの事ながら修学旅行が楽しみで眠れないから電話してきたってところだろう?」
『正解』
補足するなら、もうこのくらいの時間になってしまうと健康優良児の藍はとっくに就寝しているから俺に電話してきたといったところだろう。
「良いよ。寝落ちる迄は付き合ってやる」
『寝させるつもりはないけれど』
俺だって寝てやるつもりは無いが、いつもの事なら日付が変わって数時間もすれば寝落ちてしまいそうな気がした。
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