240505
【2024年5月5日】
「一昨日はどうも。これ、大したものではないけどお礼」
会うなりそう告げてきた音先輩はやけに分厚い封筒を渡してきた。
「何ですか、これ?」
持ってみた感覚としては、紙のような薄いものが束になっている風に感じ取ることが出来たのだが、不思議と紙幣ではないということだけはわかった。
「今すぐ中を見ても良いけど、文句なら伊吹に言って」
「……うわっ、マジかよ」
封筒の中にはあの日の変装をしていた俺たちが水族館を巡っている(恐らく伊吹先輩と響子が和解した様子を見届けた後の)姿が収められた写真が数十枚単位で入れられていた。
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