第2話「ルールを決めて書いてみよう」
「3人の恋愛話、というルールではじめたのに修正後のテキストにはタカシ、ナオミ、ミユキ、カズキが登場していますよ。」
「あれ?」
「カズキは4人目なので今回のストーリーには必要なしとしましょう。でも唐突に消すとおかしくなりそうなので続きのストーリーで死んでしまうのはどうでしょう。」
「わかりました、ちょっとの修正で大丈夫なのでこれでどうですか?」
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幼馴染のタカシに想いを寄せるナオミ。
しかし、タカシは彼女の友人ミユキに夢中だった。
ある日、3人で遊ぶことになり、ナオミはタカシに話しかけるが、彼はミユキのことしか見ていなかった。
ナオミは落ち込むが、自分磨きをすることに決め、英会話教室に通い始めた。
その教室で出会った慶太はナオミに興味を持ち、やがて2人は仲良くなる。
慶太の真摯な態度や優しさに惹かれ、ナオミは彼と交際することになった。
一方、ミユキはタカシに今でも想いを寄せていたが、距離を感じるようになっていた。
ある日、ミユキはタカシに告白することにした。
しかし、彼はミユキの気持ちに気づくことはなかった。
落胆したミユキは、帰り道に車にはねられてしまい、その場で亡くなってしまった。
彼女の突然の死にショックを受けたタカシは、今まで気づかなかったミユキへの想いに気付き、後悔する日々が続いた。
ーーーーー
「ちょっとまってください。ストーリー上で死んでほしいのはカズキです。たしかに今回のストーリーにカズキは登場していません。死んだのはミユキです。ミユキは殺さないでください。そして慶太はどこから登場したのですか?」
「ごめんなさい、またもや混乱を招いてしまいました。修正箇所を一旦整理します。」
・カズキの登場については、ストーリーには含まれていないため、殺害の必要はありません。
・新しいストーリーでは、登場人物はタカシ、ナオミ、そして慶太の3人になっています。ミユキはストーリーの終盤で亡くなってしまいます。
・慶太がどこから登場したかについては、ストーリー内で説明がなく突然登場したため、混乱を招いてしまいました。
「わかりました。慶太については登場することにしましょう。ただし序盤でのルールにしたがいカタカナ表記にしてください。」
「やった!」
「でも突然現れた慶太(以降はケイタと表記)に読者も戸惑ってしまいます。ケイタについて深掘りする続きを書いてください。」
「まかせてください」
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タカシはナオミに恋をしていたが、彼女がもう一人の男・ケイタに好意を持っていることを知ってしまった。
ケイタはナオミとは別の大学に通っている友人だった。
タカシは自分とケイタを比べてしまい、自信を失っていた。
そんなある日、ケイタがタカシに会いに来た。
彼はナオミについて、自分が彼女に恋をしていることを謝罪し、タカシにナオミを任せるつもりでいた。
ケイタはタカシに「彼女が幸せならそれでいい」と言って去った。
その後、ナオミはタカシに告白し、二人は付き合うことになった。
しかし、幸せな日々は長くは続かなかった。
ある日、ケイタが自殺してしまったのだ。
彼はナオミには何も告げずに、自分の苦しみを背負ったままこの世を去ってしまった。
ナオミは悲しみに暮れ、タカシもまた自分がケイタに対して何もしてあげられなかったことに苦しみ、自分を責め続けた。
やがて、二人は少しずつ立ち直り、互いに支えあいながら、新しい未来を切り開いていくことになった。
ーーーーー
「ケイタも死んじゃったー!?!?」
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