小説家になりたい二人
日野デリィ
第1話「140文字小説でバズっちゃえ!」
「男女の恋愛を日本語140文字のショートストーリーで描きたいと思っています。
それをツイッターで少しづつ公開することでショートストーリーが溜まっていき、気付いたら書籍化……。なんてことになったらいいなあ。手伝ってくれますか?」
「もちろんです!140文字以内の男女の恋愛のショートストーリー、さっそく一本書いてみました。」
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彼女は雨宿りできる場所を探していた。
彼は偶然その場にいて、彼女を助けた。
彼女は彼に恋をした。
雨がやんだ後、彼らは共にカフェに入り、彼は彼女にコーヒーを注文した。
話が盛り上がり、お互いの趣味や好きな音楽について語り合った。
帰り道、彼は彼女に手を取り、「次はディナーに行こう」と誘った。彼女はにっこり微笑み、彼に頷いた。2人は次のデートを楽しみにしていた。
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「ちょっと待ってください、140文字超えてません?」
「申し訳ありません。確認不足でした。」
「もう少し整理しましょう。登場人物を男性1名、女性2名の3人構成とし、全員を片思いのストーリーというのはどうでしょう?」
「男性1名と女性2名の3人構成で、全員が片思いのストーリーを書いてみますね」
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彼女Aは幼馴染の男性に片思いをしていたが、彼は彼女Bに夢中だった。
ある日、AとBが彼の家に遊びに来た。
Aは彼に話しかけるが、彼はBのことしか見ていない。
その後、Aは失恋をきっかけに自分磨きを始め、新しい趣味を見つけた。
ある日、彼女Aはその趣味の場所で、同じ趣味を持つ男性と出会う。
彼はAに興味を持ち、やがてお互いに惹かれあうようになる。
Aは初めは躊躇していたが、彼の優しさや真剣さに惹かれ、彼女として返事をする。一方、彼女Bは今でも男性に片思いしていたが、距離を感じるようになっていた。
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「おっと、さっきよりも文字数増えてますね。」
「すいません、どうしても書きたくなりますね」
「3人の登場人物を"彼女A"などではなく日本人の名前にしてください。名前の表記はカタカナとしましょう」
「了解しました。では3人の登場人物に名前つけて書き直してみました。」
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幼馴染のタカシに想いを寄せるナオミ。
しかし、タカシは彼女の友人ミユキに夢中だった。
ある日、3人で遊ぶことになり、ナオミはタカシに話しかけるが、彼はミユキのことしか見ていなかった。
ナオミは落ち込むが、自分磨きをすることに決め、英会話教室に通い始めた。
その教室で出会ったカズキはナオミに興味を持ち、やがて2人は仲良くなる。
カズキの真摯な態度や優しさに惹かれ、ナオミは彼と交際することになった。
一方、ミユキはタカシに今でも想いを寄せていたが、距離を感じるようになっていた。
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「ちょっとまってください。今回は「登場人物は3人」と話をしていましたが、今のストーリーには4人目が出てきましたね。」
「ごめんなさい!調子に乗りました。3人の登場人物に修正版のストーリーです。」
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幼馴染のタカシに想いを寄せるナオミ。
しかし、タカシは彼女の友人ミユキに夢中だった。
ある日、3人で遊ぶことになり、ナオミはタカシに話しかけるが、彼はミユキのことしか見ていなかった。
ナオミは落ち込むが、自分磨きをすることに決め、英会話教室に通い始めた。
その教室で出会ったカズキはナオミに興味を持ち、やがて2人は仲良くなる。
カズキの真摯な態度や優しさに惹かれ、ナオミは彼と交際することになった。
一方、ミユキはタカシに今でも想いを寄せていたが、距離を感じるようになっていた。
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「やっぱり4人いるー!!」
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