三章・明日をも知れぬ村(青年編壱)

三章 設定・地名一覧 壱(※)

 お待たせしました。本日より三章の投稿を再開致します。本日は設定の公開を行い、本編は9月1日からの投稿になります。


 いきなりデータ回で恐縮ですが、これが無いと話の中に初出の地名が頻出する事になってしまう為、この様な順番となっています。地図の画像を近況ノート’京周辺地形図’に掲載しておりますのでそちらと併せてご覧下さい。

 尚、情報は完全な物でなく。未決の部分も多々含んでおりますので都度更新を致します。


 また、三章の舞台はこの中のほんの一部分のみですが周辺勢力との関係の説明等でどうしても必要になりますので、都度別窓などで開いてご覧下さい。

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・秋津島…日の本の西半分を構成する島。


 ・城原きのはら国…西の京が位置する日の本の中心。各陣営の所領が入り混じり混沌としている。

  ・西の京…西のと呼ばれるが本来はここが唯一の都。近年の大乱の影響を受け荒れ果てている。


 ・耶馬やま国…古来日の本の中心だった地域。広大な盆地で生産力も高いが多数の特に寺社勢力が入り混じって長年に渡って情勢が安定しない。

  ・南都…西の京に遷都される以前に都が存在した場所。寺社勢力の影響力が強い。


  ・三州津みくにのつ…西の京や南都の西側の外港としての役割を持つ国内随一の港湾都市。西国や海外との海運の拠点。三つの国境に近い為、こう呼ばれる。


 ・瀬古せこ国…古代に敷島東征の拠点となり瀬古神宮が構える地。歴史的に皇族との結びつきが強い。

  ・出征津でゆきのつ…神話で敷島東征の出発地とされる港。三州津と並び立つ規模の港で東側の外港。現在でも対岸の阿久津との航路の他、東からの船が多く集まる。また、秋津島北岸東部の地域からの船もこちらにやってくる。


 ・九重ここのえ国…入り組んだ海岸線と山がちな国土の国。農業生産力は極めて低く、航海の難所でもある。海賊衆が鎬を削る地域でもある。


 ・近濱ちかはま国…秋津島東岸に南北に伸びる国。京に近く平地も多い生産力の高い地域。先年、東朝からの大規模な攻撃を受けた。


切途浦きりとのうら…秋津島と敷島を隔てる内海。内海とはいえ季節風が直接吹き抜ける地形の為、内海の割りには意外と波が高い。特に冬季は荒れる傾向にある。


・敷島…日の本の東半分を構成する島。


 ・浩渡ひろと国…敷島南西岸に位置する地域。北の豊水国と併せ、広大な豊浩ほうこう平野が広がる国内有数の穀倉地帯であると共に、敷島随一の港湾都市阿久津や東の京を抱える中心地でもある。古くは氾土国と書かれ、その名の通り洪水の絶えない土地でもある。

  ・東の京…二百年程前より東朝が拠点としている都。水害を避けるため阿久津から内陸に入った位置に存在する。事実上、内裏と貴族の住居、その関係施設しか存在しない為、都市の規模は西の京と比べると大幅に劣る。都市機能は阿久津が担っている。

  ・阿久津あくつ…舟運で豊浩平野の産物が集まる他、敷島全体の海運の要ともなっている港湾都市。近年は東の京の外港としての役目も担う。


 ・豊水とよみ国…浩渡国と共に豊浩平野を成す平地の多い穀倉地帯。


 ・遠濱とおはま国…敷島西岸、切途浦を挟んで近濱国の対岸に位置する。近濱国程ではないが海岸平野が伸びている生産力の高い地域。


 ・彌尖みさき国:敷島の西の端に飛び出す様な地形の国。大半が山がちで、東部にわずかに平地が存在する。古くより彌尖大社が座しているが現在は衰退している。


 ・堅枚かたひら国…豊水国の北、山中の国で鉱物資源に恵まれるが食料生産には向かず大きな勢力は無いが国境が天然の要害を成しており他国からの侵入を許していない。


 ・沓前とうぜん国…沓国くつのくにの西部分。小国だがそれなりに安定した政権の下、北国の玄関口として海運、農業で栄えている。


 ・沓中とうちゅう国…沓国の中心部。平地も広く、大きな港も存在するが大勢力が複数有り為に度々戦が起こる。

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