組織と団体
城砦内にはあらゆる組織が結成されている。マフィア、自警団、窓口などは独自の発展を遂げている。
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城砦の住民代表者五名のこと。権力集中を避けるため二年に一度住民たちの選挙によって選ばれる。そして選ばれた五人はそれぞれの場所で城砦内の取締や法改正、外部との交渉、水道電気ガスの費用徴収、年中行事についての費用算出等の職を行う。しっかりしているように見えるが内情は緩いらしい。
選抜の最低条件は四罪の人間ではないこと。
彼らはそれぞれ竹干心、東軒府、西軒府、南軒府、北軒府に勤めている。
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四つの犯罪のことをまとめて呼ぶ。
マフィア、売春(強姦も含む)、殺し、違法薬物。これらに関する人々を四罪と呼んで住民たちは畏怖する。
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あらゆる宗教団体がお互いの信仰を阻害し合わないために作られた組合。祭りなどの年中行事の日程や場所確保、冠婚葬祭などを話し合う。
というのが、表向きであるが本当は占術、呪術、巫術、魔術、妖術などの知識を持つ人間たちの集まりである。紙傘城砦を神秘的観点から研究し解明しようとしている。
ちなみにお祓いなどもしているため、信心深い民はよくここに駆け込む。登録に出自は不要。
組合に入らずに個人で行っている個人、団体もいる。個人経営の術者の中には詐欺師もいるので注意が必要。
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窓口の内部調査員に来た人たちの総称。城砦の元住民よりも高い知識や技術を持っていることからそう呼ばれるようになった。
天女という意味合いだが、最初の内部調査員のリーダーが女性だったことから天仙となった。
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あらゆる裁判を請け負う正体不明の三人の裁判官のいる場所。竹干心の手に負えないものが主であるが、多くは無辜の人間が泣きつく最後の場所。
金、権力、暴力が一切通用しない。
彼らが裁判を請け負うと弁護人の用意もし、あらゆる調査が行われる。調査をするのは部下であるが、出自は問われない。
なんでも有りの裁判。つまり捏造も無資格の弁護も起こりうる。
▷三皇
年齢、容姿、出自、あらゆるものが不明の裁判官三人。女媧、伏犠、神農を名乗っているが本名ではない。
家庭や淫行などに関する裁判を主に行う女媧。
婚姻や殺生などに関する裁判を主に行う伏犠。
医療や経営などに関する裁判を主に行う神農。
それ以外に関しては三人が同じく主導して裁判の準備などを行う。
【武器庫ヴァルハラ】
ヨーロッパからの移民たちよって組織された武器商会。四罪を支え、四罪の御用達である。
独自のネットワークで世界中の武器を密輸入し、売買している。
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