主要地
ある程度城砦には以下の主要地がある。
【学校】
唯一光がよく当たる場所。運動もできる広場がある。
6〜16歳の少年少女が教育を受ける。また近くには幼稚園や老人ホームがあり、彼らが子どもと老人を大切にしていることが窺える。
ただし夜になるとストリップや賭博、麻薬売買などの場所に様変わりする。
城砦が広がるにつれて人口も増えるため教室が増築されているらしい。
【
人口の密集性が高いことから、どんな宗教を持っていても土葬は許可されてない。城砦のあちこちに白塗りの建物があり、火葬された骨を安置する。
火葬の技術は内部調査に訪れた職員が当時の権力者と話し合い、政府へと嘆願した結果北東に位置する外側の公墓に取り付けられた。外側に設置されているのは、火事になった場合の延焼被害を最小限に抑えるためである。
また、無縁仏の死体はよく盗まれてどうなるか分からない。
夜の公墓塔は麻薬常習者や犯罪者の巣窟と成り果てるため、夜間の到来は避けた方が良い。
【
紙傘城砦地下にあるとされる謎の空間。入口は四カ所と定められており、毎時間その入口は“移動する”。
四凶には住民がいるらしいが、内部の実態はよくわかっていない。内部調査員の一人は四凶に入って住民と接触したことがあるが、どのような会話をしたか全てを語ることはなかった。
▷出入り口
四つの出入り口にはそれぞれ名称がある。
現在建物内での出現率は以前よりも格段に減っている。
【
城砦の中央にあるビル。昼には住民たちの起こしたいざこざを精査し、夜には城砦にて権力のある者たちが話し合いが行われる。城砦全体のルールが決まるのもそこである。
また、暗黙のルールとしてその建物内で殺人や暴行などを起こしてはならないと定められている。もし破った者は直ちに処刑される。処刑だけは許されている。
▷支部
四方には竹干心の支部が設けられ、城砦内の権力者がそれぞれ運営を行う。支部を「軒府(けんふ/シュェンフー)」と呼び、東にある軒府を東軒府(とうけんふ/トンシュェンフー)、西にある軒府を西軒府(さいけんふ/シィシュェンフー)、南にある軒府を南軒府(なんけんふ/ナンシュェンフー)、北にある軒府を北軒府(ほくけんふ/ベイシュェンフー)と呼ぶ。カッコつけているが見た目はただの違法建築ビル。
【図書館】
あちこちにある、本だらけの知識の魔窟。誰が管理しているのか分からない。適当に本を誰かが置いてまたそれを誰かが持っていく、それを繰り返していつしか図書館と呼ばれるようになった。
ほとんど虫食いがひどいことが多いのでよっぽど金に困ってない限り使うことは少ない。
【
宗教施設の意味合いを持つ。城砦にはあらゆる宗教がある。カルトもその一つだ。
祀っている神様の名前を廟に使っている。
例:孔子を祀っている廟の名前→孔子廟
【
城砦の外側にある。住んでいるのは政府からの要請で内部調査のために入ってきた人たち。頭がいいので、内部調査を許す代わりに学校の教員を依頼されることもある。
また進学や就職などの手伝いをしてくれるため、住民たちからは重宝されている。
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