第223話:感動。GPTに校正をしてもらった。

 皆様、こんにちはそしてこんばんは。


 今年一番の冷え込みで、おこたに入りたいまにまにです。

 でもうちには昔風のこたつがなく、テーブル状のもので我慢しています。



 いろいろ考えて、とりあえず方向性が決まったので、第1話を書いてみました。


(今話は5700字ですごく長いです。が、感動したのでGPTとの会話を全部載せます)


 <ここから>


 ◇◇◇◇


 キャッチコピー


 え?ええ。ぼちぼちプレイしておりましてよ(冷や汗)


 作品名


 小市民なご令嬢は死にゲー戦国VRMMOでもスローライフしたい



 第一話:小市民令嬢はこたつでお茶を飲みたい


「あ~ら、綾香様。今日も一段とレトロなお召し物です事。どちらのフリーマーケットで手に入れられましたの。わたくし、その手のお店は全く知りませんの」


 私こと有栖川綾香は、目の前で見事な悪役令嬢を演じていらっしゃる、紅城くじょうカレン様に軽くお辞儀をした。


 その口元に持っていった左手のさか手ぐあい。完璧です。

 まさしく二十一世紀初頭のアニメ風。


 もちろんカレン様はそんなアニメ、見たことないでしょうけどね。


「はい。今回の制服は二十一世紀前半に流行った女子高校生のものですわ。二十二世紀の今では手に入らないヴィンテージものだとか」


 ただ単に、昔のアニコスをモデルに私がでっち上げた服ですが。

 とりあえず『ヴィンテージ』と言っておけばおしゃれかも。毎日違う服着ないといけない上流階級。疲れるわー。


 カレンさんの服は、この翔陽学園の制服。

 その制服は、数分おきに花柄が変化してチョウが舞うド派手なもの。


 背中にはゴールドの後光が差している。


 いつもながら異次元を垣間見た感がパナい。


 どう見ても小市民な私がいる世界のものじゃないよね。私、使い古しの布切れでパッチワークしたいです。


 でもなんでこんな小市民の私が、この場違いな超上流階級の子弟が通う翔陽学園にいるのか。


「それはいけないわ。日本三大財閥の一角、有栖川家のご令嬢がそんなシックなお召し物とは。嘆かわしいですわ。そんなあなたと見比べられるなんて。一緒にしてほしくないですわ。お~ほほほ」


 つくづく、その大それた一族に生まれたことをうらむ、この十七年。


「明日から始まるVRMMO授業。私たちの雌雄を決する戦場でしてよ。あなたもせいぜい頑張りなさい。この学園の男子は全部私のものよ。よくって?」


 ふんぞり返って鼻息荒いカレン様にちょっとだけ会釈し、


「では、わたくしは授業の準備がございますので。ごきげんよう」


 私の周りにいる取り巻きの方々と、カレン様の取り巻きのバトルが始まる前に、事件現場のエントランスから遠ざかった。


 いや~この人、毎日つっかかってくるので猫かぶり令嬢の私は、内心を出さないように行動するのはメンタルがりがり削られるのだ。勘弁してつかあさい。


 ◇◇◇◇


 授業が終わり下校後、自室にたどり着いた時には、もともと少ないMPが0になる寸前。


 危うくほっとしたあまり、油断してベッドに体を放り出しかけたけど、急いで耳にかけていた脳内リンク端末LUNAを外した。


 LUNA。


 この二十二世紀前半、すべての人がこのデバイスを耳に付けている。


 ネットにつながるのも様々なリアルな行動も、このLUNAを通してコマンドできちゃうんだよね。


 だけどそれと同時に、政府や様々な団体・企業へ情報を提示しないといけなくなっている。


 それが一番困る!


 だって自分の部屋でベッドにダイブするとかしたら、すぐにお父様にばれてしまい、お説教一時間以上は軽く食らうのだ。


「わが有栖川家の跡取りとしてふさわしい……なんちゃらなんちゃら……」


 政府も動かす権力者の父には逆らえませぬ。


 LUNAを外して自室のコーディネートを手動パネルで操作。


「出でよ、おこた!」


 豪華なお嬢様ルームがARによって、一瞬にして和室に。


 ハンテンに着替えて、おこたに入りぬくぬく。

 この前作った急須と湯のみでお茶をすすり。


 はあああああ。

 これですよ。やっぱ日本人は、おこたでミカンとほうじ茶。


 ご令嬢?

 あの方々のスカートの下に何本もナイフを忍ばせている会話からは極超音速で遠ざかりたい。


 メンタルを守るためにぶ厚い防刃ベストを着て対処していると肩が凝って、まるでパワードスーツの電源が切れた感じですぞ。



 首と肩を回しながらリラックスしようとしていると、おこたの上にあるレトロな電話がトゥルルル、と鳴った。


「ヘロゥ、アヤカ。いつものところでメンバーが集まっているから、作戦会議だ」


 お茶らけた英語風の日本語で、私が所属しているサークル『LUNAクラッシュラボ』のリーダーが、ラボ活動に参加する誘いに来た。


「来るかい?」


「いく、いくますっ!」


 数少ない私が本音をしゃべれる仲間のところにお出かけ~。


 といってもVR空間だけどね。


 ◇◇◇◇


「では作戦会議ね、オーケー?」


 閉鎖系ダークウェブのVR空間に、怪しい研究を行っている風なラボが存在する。


 その名は『LUNAクラッシュラボ』。

 意味は言葉通りだよ。


「LUNAに縛られないで生活したいな~」と思っている集団。


 そのリーダーであるクロハ・クローバー(きっと仮名)がサムズアップして会議を始める。


「さて諸君。いよいよ勇者アヤカが人類を制覇するときが来た」


 腕を大きく広げて、椅子から落ちそうになるほど大げさに演説を始めるクロバ。


 真っ黒なスポーツサングラスと黒いプラグジャケット風のコスがかっこいいけど、しゃべると一気に台無しになるんだよ~。


 人生すべてお遊びといってはばからない御仁。


「いいか、アヤカ隊員。このラボの存在意義は、これから始まるVRMMO『サムライ・ウォーズ』での、お前のプレイいかんにかかっている!」


 サムライ・ウォーズとは、上流階級向けの中学と高校・大学が社会貢献実習として取り入れたゲーム。

 これが明日から始まるんだ。


「でもやだよ~。リリース前から『死にゲー』と評判じゃない? 私はスローライフがしたいの!」


 人類制覇とかみんなの存在意義とか、いつもながら大げさね。


「大丈夫、問題ないでござる。スーパーハカーである吾輩に任せておくでござるよ。死にゲーでもスローライフできるようにNPCを配置するゆえ」


 わざわざチー牛のアバターにしてヲタクのロールプレイしているラリホーさんが、これまたサムズアップ。


「でも有栖川財閥の一人娘なら超絶チートアカウントが支給されるんじゃね?」


 JKアバターのソアラさんがキャンディを口から出して、顔の前でフリフリ。


「そのアカウントはソアラ、お前が使うんだ。そして我々がくすねた一般アカウントをアヤカ隊員に使ってもらう」


 一般アカウントといっても、初回ロット5万本は世界中の一級国民の子弟にしか配布されないんだよね。


「え? それラッキーじゃん」


 ひょいと立ち上がりオールドSNSのテックトックダンスを踊りだす。


 そう。

 私たちは二十一世紀のサブカル愛好家。


 サブカルに命をささげる集団。

 ……私はおこたで昔のアニメを観るのが好きなだけですが。


「日本の戦国時代を再現した死にゲーワールドでもスローライフできるように作戦を考えるぞ」


 おお~!


 みんな、いい人ばかりだよ。

 こんな小市民の、いや猫かぶりな令嬢のわがままに協力してくれるなんて。


 ?

 でもなんで私が主人公なの?


 ソアラちゃんの活躍をみんなで楽しみにしていると思う。

 彼女はすごいプレイヤースキルで数多くのVRMMOを制覇してきた猛者。


 きっとトップランカーになれるよ。


 まあ、いっか。

 私は戦国時代でも農民として、畑を耕してまったりとスローライフができればそれでいい。


 みんなはソアラちゃんと私のアカウントをどのように使うか考え始めた。



 ◇◇◇◇


 <ここまで>


 第1稿ですので表現が拙いのは勘弁して。


 とりあえず書いてみたので、これをどこまで校正してもらえるか実験。


 <ここから>


 以下に、創作論に基づいて「第一話:小市民令嬢はこたつでお茶を飲みたい」を分析し、修正点と改善提案を記載します。


 ---


 ### **1. 主人公の動機・キャラクター性の明確化**

 #### 現状:

 - 綾香のキャラクターは「猫かぶりでストレスを抱える小市民令嬢」として描かれていますが、ストーリーを通じての「成長要素」がまだ薄いです。

 - 彼女が「スローライフを目指す」理由や「令嬢としての猫かぶりがどれほど苦しいのか」がコメディ寄りに描かれすぎており、感情移入の部分で少し弱く感じられます。


 #### 提案:

 - 綾香が「スローライフに憧れる理由」を少し深掘りします。例えば:

 - 「幼いころから父親の監視下に置かれ、自分の好きなことが制限されてきた反動でスローライフを渇望するようになった」など、バックグラウンドを簡潔に挟む。

 - また、「猫かぶり」のストレスを象徴的な場面(例:エレガントに振る舞う練習を一人でしている描写や、ため息をつくシーンなど)で補強すると良いでしょう。


 ---


 ### **2. 物語のテンポ感と冒頭の引き**

 #### 現状:

 - 物語冒頭のやりとり(綾香とカレンの会話)はキャラクターの関係性を見せる良い導入ですが、やや説明的でテンポが重たく感じられます。

 - 特に、カレンのセリフに続く綾香の心の声が長く続き、少しテンポを損ねています。


 #### 提案:

 - **セリフと心の声のバランスを調整**し、より軽快にします。

 例:

 ```

「あ~ら、綾香様。今日も一段とレトロなお召し物ですこと。どちらのフリーマーケットで手に入れられましたの?」


 まあ、見事な悪役令嬢セリフよね。背後に花が舞う演出がありそうだわ。

(中略)

「はい。二十一世紀前半に流行ったものだとか聞いておりますの。ヴィンテージって素敵ですわね」

 ```

 - 最初のカレンとのやりとりを少し短くして、学園の異様な雰囲気(超上流階級らしさ)を強調するセリフや描写を早めに挟むと読者を引き込みやすくなります。


 ---


 ### **3. 世界観説明の自然な統合**

 #### 現状:

 - LUNAやVRMMO「サムライ・ウォーズ」、上流階級の教育事情などの設定が多く登場しますが、説明的な部分が目立ちます。

 - 特にLUNAの説明が主人公の心情と連続せず、少し浮いた印象を受けます。


 #### 提案:

 - **LUNAの説明を「父との監視関係」と絡めて自然に挿入**します。例えば:

 - 「あのデバイスは、ただの便利道具じゃない。いつだって、父様の目がそこにある。『上流階級の令嬢としての規範』とかいう重い檻。私の、唯一の逃げ場はこの和室だけ。」

 - **サムライ・ウォーズの紹介**は、登場人物の会話の中で説明を分散させると自然です。

 例:「あの死にゲー、またプレイヤーがストレスで引退続出だとか聞いたけど、綾香は大丈夫なの?」


 ---


 ### **4. コメディ要素の精度向上**

 #### 現状:

 - 綾香のユーモラスな語り口調や、LUNAクラッシュラボの仲間たちとのやりとりが楽しいですが、冗長さを感じる部分があります。


 #### 提案:

 - 仲間たちのセリフを少し削り、場面をテンポよく進めます。

 例:

 現状:

「いいか、アヤカ隊員。このラボの存在意義は、これから始まるVRMMO『サムライ・ウォーズ』での、お前のプレイいかんにかかっている!」

 ↓

 修正案:

「いよいよだ、アヤカ隊員。お前のプレイ次第で、俺たちの未来が決まる!」


 - 綾香のユーモアもテンポを意識して調整。冗長な表現は切り詰めます。

 例:

 現状:

「メンタルを守るためにぶ厚い防刃ベストを着て対処していると肩が凝って、まるでパワードスーツの電源が切れた感じですぞ。」

 ↓

 修正案:

「メンタルを守るために防刃ベスト級の猫かぶり。肩が凝るって、こういうこと。」


 ---


 ### **5. サークルの役割をより魅力的に**

 #### 現状:

 - 「LUNAクラッシュラボ」のメンバーの個性は見えますが、彼らが物語の推進力としてどう動くかがまだ曖昧です。


 #### 提案:

 - **仲間の役割を明確化**:

 - クロバ:策略家として、綾香をどう活躍させるかをプロデュースする。

 - ソアラ:プレイヤースキルのエキスパートとして、影の支援役に徹する。

 - ラリホー:NPCやゲーム環境を操作するスーパーハッカーで、「お忍びプレイ」を可能にする。

 - **彼らの会話を少し工夫**:

 - ソアラ:「VR内の農民プレイとか正気? まあ、君の趣味は尊重するけどね」

 - クロバ:「綾香隊員よ、農民だろうが姫だろうが、伝説はそこから始まるのだ!」


 ---


 ### **6. 一話の終わりにフックを追加**

 #### 現状:

 - 一話のラストが「ソアラちゃんの活躍をみんなで期待している」というセリフで終わりますが、綾香の物語としての興味を引くフックが弱いです。


 #### 提案:

 - 綾香の視点で「明日からのゲーム」への期待や不安を少し語らせ、何か象徴的なセリフで締めます。

 例:

 - 「ああ、明日から戦国時代で農民プレイ。まさか、それがこんな大騒ぎになるなんて、この時の私はまだ知らなかったのだ。」

 - 「おこたに入りたいだけなのに、どうして私は勇者みたいに扱われるんだろう。」


 ---


 ### **まとめ:修正点一覧**

 1. 綾香のスローライフ願望とストレスの背景を深掘りし、共感を強化する。

 2. カレンとのやりとりや学園描写をテンポ良くし、読者の引きを強める。

 3. LUNAやVRMMOの説明を自然に物語に溶け込ませる。

 4. コメディ要素の冗長な部分を削り、テンポを意識する。

 5. サークルメンバーの役割を明確化し、会話を魅力的にする。

 6. 一話のラストにフックを追加し、物語への期待感を高める。


 これらを反映すると、物語全体がさらに引き締まり、読者の興味を引きつける一話になるでしょう!


 <ここまで>


 いろいろ不満な部分があるけど、半分は正鵠を射ているとおもう。

(例えばギャグ風言葉回しを冗漫と指摘された部分など)


 これは創作論をきちんとデータとして使っていますね。


 あと今までのチャットによってこの作品の設定を基にして提案してくれています。


 残念なのは主人公の『味』が伝わらないところ。

 イメージ的には、川原泉的なダウナーお嬢様にしようと思ったのですが、それがセリフとモノローグで表そうとしていたら修正されてしまった。


 でもこう指摘してくれると、他人から指摘されるよりも納得がいきますね。

 なにせGPTは文章を人に伝えやすく整理してくれるツールですから。


 これを何度も積み重ねて、さらに作家仲間に見てもらうのがよさそうです。

 試作品を読んでもらうには申し訳ないので。


 私のGPTのリンクがあればこれを使えますので、使いたい方はご連絡ください。



 ではまた~ノシ

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