第210話:戦国ものの邪道を究める。だってこれ以上はチートできないから~

 皆様、こんにちはそしてこんばんは。


「まにさん」と呼ばれたい、まにまにです。


 結構、こっちのほうが呼びやすい=書きやすいのではないかと思いました。

 適当に呼んでください。



 石破新総裁についてはいろいろ書きたいけど、また公開停止処分になるのでここにちょっとだけ。

 マスコミが言っている(多分そうなる)10月解散で自民党大敗になるとのネットの予測。


 私のような保守の庶民は、どこにも投票する候補がいないのがカナシイ。

 だって「増税するぞ」という候補しかいないから。

「消費税廃止」という党もあるけど財源の説明ないし。


 歴史的に見ると(ここが大事だよ。運営さん)

『享保の改革に真っ向から反逆した尾張徳川家第7代当主、徳川宗春は、質素倹約の真逆を行い消費を奨励して元気な尾張を作り出した』

 のです。


 そして今、尾張の名古屋市は減税で大繁栄しています。人口も増加。市長が癖のある人なのでマスコミは一切無視をするが。


 歴史を知らないと政治もどんどん劣化していきますね。


 ということをベースにしてカクヨム作品を書いていこうかな。

(と、言い訳をするww)


 ◇◇◇◇


『最初の一行で作品のヒット・駄作が決まる』


 と、どこかに書きましたっけ?

 まにまにの作品の出だしを例にとると


【首取り物語】


 15XX年

 京の都


 御簾越しでの無言の拝謁であった。

 この国の元首? 教皇? 象徴であると通訳は言っていたが、挨拶を交わそうとするも「拝謁」という恥辱的な言葉にふさわしい外交となった。


 <ここまで>


 ここで勝敗が決まっている。

「この国の元首?教皇?」

 という言葉で『海外の人の視点で書かれている』ことが分かると思う。

 それを『恥辱に満ちた』ことにしている。

 これからこのように『海外勢力=南蛮を叩き潰せるくらいの日本が作られていくのだ』

 ということを想像させています。


【ヲタク光秀】


 1560年6月

 尾張国桶狭間山南方

 偽明智十兵衛光秀

(全然、光秀らしくない! だって息子なんだもん)


「桶狭間の山向こうは今頃、大宴会真っ最中だねぇ。俺たち、外で酒気帯び運転を捕まえようとしているパトカー的な人?」


 <ここまで>


(全然、光秀らしくない!)

 と書いてから


「桶狭間の山向こうは今頃、大宴会真っ最中だねぇ」


 というライトなセリフ。

 これで主人公の雰囲気が確実に伝わる。



 つまり、最初の出だしの1文ですべてが決まってしまう。


 ここにすべてを込めねばならない。

 キャッチコピーと一緒に考えねば。

(おっと、ネバネバ構文になっちまった。知らない人は検索して~)

 それを考えるためには、ジャンルを大まかに設定。対象読者層を決める。

 これがしっかり決まっていないと大外れになる。


 首取り物語の読者層は【ざまぁ戦国もの】が好きな読者層。だからタイトルも『ざまぁ』が入っていた。今は入っていないけど(理由は後で書こうかな)

 だから最初から『南蛮にざまぁするシーン』を持ってきた。最初のころは無我夢中で、決戦シーンから書いていたのでそれはなかった。

 でも「それをこれから見せるんだ」「読めるんだ」と想像させるように『気が付いたら書いていたww』

 まあ、処女作だからそんなもんよ。


 で、ヲタク光秀は市場調査なので、最初から「こんなお茶らけた光秀だよ~」と強調した。


 これはキャッチコピーで集客した読者通りの光秀が出てきたのできっとのめりこんだと思う。


 このようにキャッチコピーと作品名を受ける形で作るのですが、ここまでは前出だったと思います。


 ですが、ここからは今回、とても重要なこと。


 前に書いた『読者は設定を見に来ているのではない』『その設定の上で主人公がどう動くか』を楽しみにしているということ。


 それを念頭に、今回の新作を考えてみる。



 俺は織田切城介おだぎりじょうすけ

 私立尾張高校2年、元気いっぱいの男の子だ。



 これはどうだろう。

 戦国時代ネタだなと、すぐにわかるかなと思いますが。


「ああ、信長を斬っちゃうわけね」


 とか、そこで笑わないでしょうか?

 信長はパワーワードだし、いくらでもいじくれる、とても重宝される存在。

 彼を絡めればほぼ間違いなく読者層を広げられる。


 で、

 ここで

『斬りたくない』

『どうしてこうなった?』

 というマイナステイストを持っていけばやっぱり面白いはず。


 前に書いた気がするけど、有名武将に恐れられるか、ほめられるかが一番読者にうける。

 なぜなら


『主人公の気持ちになって読んでいるからだ』


 故に最初の1~2行。

 そこで確実に自己同一化させる必要がある。

 なので「俺は○○だ」から始めるのが最強なのです。


 あとはヘイト対象をきちんと登場させる。

 ヘイト対象者が主人公を徹底的にいじめる事が『成り上がりもの』として成立させるには超重要。


 今回の場合は転生ものとして、もしくは異世界召喚ものとして書こうかと思います。

 理由は「書いていて楽しい!」から。

 服装や甲冑、武器などをいろいろと弄れる。


 ここ重要。

「はは。戦国の火縄銃が魔法に置き換わるとリキャストタイムが火縄銃の連射できないとこと置き換わるのか。だったらほかのことは?」


 さらに連想させます。

 どんどんその疑問を持たせてその回答を出していく。

 こういった大道具としての設定です。

 普通の戦国ものって、チートがほとんどやりつくしているんでそれ以上のものを書いて「なるほど」と思わせるのは厳しいです。


 だからほかの部分で「」ことを考えています。


 あとね。

 銀河英雄伝説の設定って、『ナポレオン戦争時のナポレオンとウェリントン公爵との戦い』だという説もあります。


 だからあの宇宙戦闘艦1隻が兵士1人という規模に置き換えられて戦闘していると。

 もちろん「最良の専制政治と最悪の民主・共和政治のどっちがいい?」という命題をテーマにしています。


 おっと、またやばいネタ。

 でもさ。この歴史を絡める政治体制についてのネタはセーフだよね。


 ラインハルト旗下の元帥たちも、「ああ、こいつはダヴーだな。こっちはスールト?フーシェもいるww」と楽しむことができます。


 この構造を使おうかと。

 つまり


 上杉謙信(仮)

 武田信玄(仮)

 という具合に、読者に思わせぶりにしたいんだけどカクヨム民にそれを求めてはいけない。

 だから主人公が「こいつ。上杉謙信の異世界バージョンだ!」と言わせる。

 できればステータスも見られればいいかな。

 だけど、そこまでやると戦国ファンは離脱するから「じっくりと議論せネバならない」。


 こんな構造を考えてから、それを際立たせるキャラクターを作り出していく。

 その主人公が『何をしたいのか』を『キャッチコピーと作品名』で表し、出だしの1文で表す。


 こうなるのかなぁ。


 なかなか難しいけど、面白いキャラクターを際立たせるために異世界戦国ものを考えていこうと思います。




 この創作論って、実は日記代わりなんですよね。最初は近況ノートに書いていたものをこうやって続けているわけで。

 だから独り言でも許してつかぁさい。



 ではまた~ノシ

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