第208話:何度でもいおう。ギャップ最強であると!

 みなさま、こんにちはそしてこんばんは。


 ゲームがほぼ人任せになったので創作論を書こうかなと思った不埒な、まにまにです。


 本日、高市さんの政策紹介作品に福島原発避難区域内の方からコメントをいただきました。


「あの人は原発推進派ですよね」


 マスコミって視聴率を稼ぐためにワンフレーズで人目を集めるのが得意で。

 まるでカクヨムのキャッチコピーです・・・


『原発推進派』


 これですべて悪者にしてしまいます。


『選択的夫婦別姓制度』


「選択できるんだからいいんじゃない?」


 こういう誤ったミスリードを誘います。


 コメントの方に説明するのにも長文となりました。選択的夫婦別姓制度の問題点も説明すると長~くなってしまいます。


 でもそれを聞いてくれればいいのですが、ほとんどの人が聞かないし理解できない。


 聞いても人間というものは『先に入った知識が確固たる地位を確立してしまう』のです。


 それをがっちりとマスコミが利用しているわけです。


 ◇◇◇◇


 だからこの人間心理をカクヨムに生かしましょう。


『キャチコピーから絶対に離れてはいけない』


 そりゃそうです。

 読者は『その通りの作品を読みたい』からです。


 ここ数日間は目をいたわりながら、芸能ものを読んでいました。

 一つは前に紹介した『設定を書きたかったらしい作品』。

 もう一つは書籍化した『芸能・音楽関連のうんちくを中心に青春を書きたい作品』。


 後者の方も、まにまには途中で離脱しました。


 なぜならば、まにまにが求めているものは『青春やり直しもの』だったから。それに合わせた題名(なろうなのでキャッチコピーがない)だった。


 だから読み始めた。


 でも俺Tueeがないんです。

 というか少ない。

 それはたまにあるんですが、間にとてつもなく長い青春ものっぽい『俺Tueeしない人間関係』が語られるのです。


 せっかくの逆行転生。

 説明文にも「起きるはずの問題を解決するために動き出す」と書いてあったのに、なぜか普通の青春もの。

 一番の見せ場であろう『実際の大物ミュージシャンとのからみ』があっさりと流されてしまい、拍子抜け。


 本当に残念です。

 ということで、この題名(言わぬ。武士の情けじゃwww)と説明ぶんで十分すぎるくらいにワクワク感を出していたのに、途中からなんだか作家さんの書きたいものが読者の求めているものと違ってきた。


 ご自身でも気が付いていないのではないかな?

 これはヲタク光秀でも同じことが言えます。

 途中から見せたい部分が変わってしまいPvが激減した。


 秀吉出さなかったからいけなかったんです。

 俺Tuee要素が少なくなった。

 ヲタク光秀の『天下取りたくない』という軸を強調する道具となるのが、秀吉をはじめとした有名武将なんです。

 これが出なくなると一気に読者が離れる。


 つまり上記の芸能もので重要な軸に据えなければならなかったのは『史実の大物ミュージシャンをぎゃふんと言わせるシチュエーション』だったのです。


 この俺Tuee要素が少ない。

 逆行転生ものだいご味。

 史実をいかに変えていくか。

 そしてどのように主人公が『努力した』けど『どうしてこうなった?』『まあいっか』or「解せぬ」。

 こうなるか。


 これが正統派なのではないでしょうか?


 このイベントが毎回連続していくことで離脱率が低下する。


 同じ芸能ものでも、毎回or数話ごとに1度、そのようなイベントが起きる作品はものすごかった!


 ・・・でも誤字脱字が多すぎて評価が伸びていないのがカナシイ。


 それに比べて1か月に1話更新の書籍化作品はすごいです。

 練りに練っているんでしょうね。

 TSものでカクヨムでも掲載しているけど、テンポも内容も洗練されている。思春期特有の心理描写も秀逸。


 これくらいねった作品ならば読みごたえがありますね~


 ◇◇◇◇


 アニメで観ている『ダンジョンの中の人』が何ともニヤリとして静かにお気に入り。


 あれだけ『通常なら怖いはずのダンジョンの内実』を面白おかしくしたのはいい仕事ですねぇ。


 で、まにまにができるとすればどうなるか、ちょっとだけ妄想しました。


『侵略!南蛮娘』

 だめだ、パロディにしかならん。


『デレろ!謙信』


 謙信女性説を知っているものは少ないかぁ


『尻喰らえ孫市』

 的な、インパクトのある題名になれば、それを『中の人』に落としこんだときに、一気にギャップが生まれていいのになぁ。



 つまりあれです。


 Web小説の神髄は


『ギャップである!』


『ダンジョンの中の人』もそう。


 だから戦国時代の場合は


『南蛮人が娘で侵略しようとしたが、なぜか日本を強くしてしまう』

 こういったギャップ


『強面戦国最強武将上杉謙信がツンデレ女武将だった』とか。

 これは既にやっているものもあるしなぁ。


 ナイアルラトホテプが美少女で這いよって来るのは秀逸。


 織田信奈もだいぶ前に作品になっているし。



 やっぱりこういったギャップを、自分の得意とするジャンルでいかに使用するかで相当面白い作品になると思うのですよね。



 ついでに常識人に感想を言ってもらう手法もあるんですよね。


『中の人』の冷静なクレイに突っ込みではないツッコミをやらせるのはとても重要な要素。


「・・・そうなのか?」


 これがすごく効いていますね。


 こういった作品ごとに効果的なキャラ設定を作れれば最高ですね!




 ではまた~ノシ

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