第165話:主人公の面白い側面から読者ニーズを考える。リアルとエンタメとのバランス

 皆さま、こんにちはそしてこんばんは。


 やっぱり2月は苦しいまにまにです。

 若い時から、いや少年時代から2月は消耗が激しかったです。

 その時からすでに病気だったのかも。


 自覚無しでつっぱしると危険。

 皆さまも「汝自身を知れ」ですよ(*'ω'*)


 ◇◇◇◇


 昨日から今日にかけて、お金に関するYouTube動画を見てました。

 いろいろとありましたが一番びっくりしたのは以下のことです。


 1)年利3%で20年間運用した場合、1000万円は1800万円以上。


 これはよく聞きますよね。NISAに関する動画などでは、この複利計算を例にとって新NISAを使うべきだと聞きます。


 それに対して


 2)年間3%のインフレが20年間続いた場合、預金1000万円は550万円になってしまう!


 これってやばくないですか?


 何もしないと20年間で貯金は、価値の目減りして半分になってしまう。

 為替が円安に進めばもっとすごいことに。


 さらに言うならば何もしなかった場合550万円、年利3%の運用していると1800万円だから1200万円以上の差ができてしまう。


 お金持ちはますますお金持ちになってしまいますね。


 でも逆に考えると100万円しか持ってない人が投資に失敗して50万円になったとします。それでも失敗した損失額は50万円です。


 それに対して1億円投資したお金持ちは半分になったとすると損失は5000万円です。


 貧乏人は50万円の損失を埋めるために頑張れば何ヶ月、必死になって働けば取り戻せますが、お金持ちがいくら頑張ったとしても5000万円を埋め合わせるには何年かかるでしょうか。なんだか自殺しそうなくらいの絶望を感じるかも。


 とするとお金持ちは大分リスキーなことをしていますね。


 それでもお金持ちは大変よい物件や投資方法など使用可能です。例えば都心の不動産を買うときに1億円単位のお金がかかる。

 そうした物件は非常に値段が安定していてインカムゲイン5%を超える。

 1億円物件ならば年利益500万!


 国連の試算によると今後2~30年の間平均してインフレが3%ぐらいとの計算をしています。


 やはりできる限り生活防衛資産以外のものを、金利がついたりキャピタルゲインのある実物資産に変えたいです。


 まにまににはそんな資産はありませんが(^^)/


 それでも娘のNISA枠を使って純金積立をしておこうかな。


 ◇◇◇◇


 昨日、少しだけ創作活動をしました。

 今日も同じことを引き続きやっており。


 オリネがルパン三世のような失敗をして、毎回ぎゃふんとする設定を考えました。


 これによりかっこよさ=無双と、愛嬌が同居するといいかなと。


 1)金儲けに成功して、自分の趣味であるものを買ったは良いけど、それが偽物である。


 例:銀英伝のヤンの父親パターン。


 2)大枚はたいて買ったものが、周りからすると「なんだあれ」というものだった。それでつっ込まれる。


 例:フリーレンが「買っちゃった」といって魔物の頭蓋骨らしきものを引きずってくるシーン。


 これらは多分、読者ニーズがあると思う。


 この方向性でいくつか考えました。


 3)高価な材料を買ってきて、それを使ってゴミ以下のガジェット?を作って悦に入る。

 例:シュタゲ。


 4)特殊な環境下でしか育たない、超貴重な植物の種。それを使うと超高性能なアイテムになるんだけど……


 例:ない!と思う。


 5)グルメであるが料理がからっしきなので、伝説の有名料理人が使用したとされる超高級調理器具を購入するが、その使い方は複雑奇怪にして誰にも使えなく。物置に放り込まれる。


 ここまでは自力で作った。


 その後、これ以外のアイデアをクリスタちゃんに提案してもらった。



 ### 1. 時間旅行の体験券を購入


 オリネが大金をはたいて、時間旅行ができると謳われる体験券を購入するストーリーです。実際に使ってみると、彼女は過去ではなく、微妙に異なる現実に送られる。例えば、世界が全く同じように見えるが、人々が全員逆さまに歩く世界や、動物が人間のように話す世界など、微妙におかしな変化が生じた世界を体験します。オリネの反応と対応を描くことで、彼女の柔軟な思考や適応力を際立たせることができます。


 ### 2. 魔法のペットショップでの失敗


 オリネが魔法のペットを飼うことに決め、高価な魔法のペットショップでペットを購入します。選んだペットは、見た目はとても可愛らしいが、実は手に負えないほどのイタズラ好き。例えば、夜中に家の中で嵐を起こす小鳥や、物を透明にする能力を持つ猫など、オリネの生活を一変させるペットのイタズラを描きます。このエピソードでは、オリネがペットとの絆を深め、共に成長していく様子を描くことで、彼女の優しさや責任感を強調します。


 ### 3. 幻の料理イベントに参加


 オリネが幻の料理イベントに招待され、世界各地から集まった珍しい食材で料理を作るチャレンジに参加するストーリー。しかし、彼女が手に入れた食材は、普通の方法では調理できない奇妙な特性を持っています。例えば、触れると色が変わる野菜や、調理すると歌い出す魚など、料理過程で次々と起こる予期せぬ出来事を通じて、オリネの創造力と冒険心を描きます。このイベントを通じて、オリネは新たな料理の技術を学び、料理に対する情熱を再確認します。


 これらのアイデアは、オリネのキャラクターをより深く掘り下げるとともに、読者にユニークな体験を提供することを目的としています。彼女の失敗や挑戦を通じて、読者はオリネの魅力に改めて引き込まれることでしょう。



 うむむ。

 やけに具体的。


 ここまでくると、そのまま使えそうだが。

 やっぱり書き手の矜持としては、全部使う気にはならない。

 この中から取捨選択、もしくはちょっと変形させたり融合させたりするのがいいかな。


 オリネの特殊スキルとして『時の回廊』というのがあるので、タイムトラベル券をそこに絡ませる。ついでに怪しいアイドルの握手券とも絡ませる。


 こうやって、自分のアイデアの足がかりにするのが、まにまにの取る戦術かな。


 ◇◇◇◇


 先日、久しぶりに小説家になろうにINしたら感想が書き込まれていて。


 金融関連に不満があったらしい。


 要点は

「テンプレだったら、金融無双するべきだ。それに商人がそれを使ってもっと混乱を起こすのが普通」

 というもの。


 一応、まにまにの創作方針である『AIのサポートを受けているが戦国時代に放り込まれたらどういうことをするか』という大前提で書いておきました。


 なろう版にはそれ書いておいたんだけどね。

 カクヨム版には書いていない。


 もう一つ書かなかったこと。


 あそこで金融無双すると、物語がそこで終わってしまいますww


 全国の商人を支配下に置くことになると、敵の戦費調達=兵糧や特産物の売買ができなくなり、流通も支配される。


 いくら軍神=上杉謙信も戦う気にならないと思う。

 信ちゃんもそう。

 暗殺とかするとしても、『剣聖がいる』んだよね。そばに。


 もしくは祐筆が優秀なCIWS=近接防御システムなので。

 やるとすればキルヒアイス的な死に方をさせるんだけど。


 そうすると大胡勢が越後に討ち入ることに。


 あれ?

 上州でざまぁするんでなかったっけ?


 南蛮と信ちゃんがくっついて、聖戦始める予定だったけど。

 どうしてもそれまでに大胡が全国制覇してしまう。


 だってフェリペがヨーロッパを放り出して、全力で攻めてくる体制を整えるには1588年、最短でも1580年くらいまで待たねばならない。


 あいつがいるので。

 オラニエ公ウィレム。

 あいつを暗殺せねば。


 それでも、そのあと3年かけて無敵艦隊を誘引(笑)すると1583年。

 いやいや、それまでの十数年間で天下一統しちゃって、政賢死ななきゃ信ちゃんの反乱考えられん。


 ついでにスクーナーというチート戦闘艦も装備され始めるから。

 さらに80隻以上いるアルマダ=無敵艦隊が3年間の航海でどれだけ損害が出るか。


 リアルなら半数も到達できないと思う。

 ロジェストヴェンスキーの航海=日露戦争の時のバルチック艦隊の大遠征の時とは違うのだよ。あれは奇跡に近かった。1隻も脱落しなかったなんて。


 この当時、ヨーロッパからジパングまでの航海での生存率は、なんと60%!


 どう考えても無理。

 多分、これ知ったので佐藤大輔は、覇王信長伝の続きを書けなかったんだと思う。


 相当なチート技=ファンタジー要素を入れないと無理。

 絶対につっ込まれる。


 リアルと創作物とのバランスは大変なんです。


 頭ではわかっていた。

 金融戦争で無双すればカタルシスが得られて、読者ニーズにこたえられると。


 でも創作物としては身を切り売りするようなもので、骨まで断ってしまう。

 処女作としてはここが限界だった。

 なにせ始めたときは北条家ぶっ潰すくらいまでしか考えていなくて。


 この作品では書かなかったか。


 90万字の大作も最初の構想は1万字でした!


 でもたかだか7000石の国衆が、いくら剣聖がいるとしても200万石もある敵をぶっ潰すのは……無理っしょ。


 だから鉄砲必要だし、それまでには弩弓で何とかしてその間に火薬を、それには鉄作らなければ、あ、人材いないし。

 どこかから引っ張ってくるにしても国衆じゃ信用ないし。


 と、設定にリアルさを追求していたら、こんなんなっちゃいましたよ。


 だからリアルさと面白さのバランスはものすごく難しいのです。


 歴史物書いている人はすごくわかると思われるお話でした。



 ではまた~ノシ



 追記

 昨日、運営から通達のあった

『予約投稿の時刻が読者に見える表示機能の追加』


 これは結構、読み手にはいいですね。


 書き手にはどうなんでしょう?


「もう書いてあるぜ」


 で、安心感を与えられる?


 皆さんはどう思います?

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