第79話:カクヨムコン9へ向けてのあれこれ⑦。対策、攻略法。読者選考について

 今回はグーグル検索でアクセスされた方用の記事です。


 ◇◇◇◇


 自己紹介です。

 これを見てこの記事の確実性を担保してください。


 作者『あまのまにまに』は書籍化作家ではありません。

 ジャンルと作風としては


『戦国もの』

『邪道の作品』

『戦場もの』

『IF戦記』


 を特徴としております。


 カクヨム歴2年。

 カクヨムコン参加2回。


 代表作は2つ。


 首取り物語:北条・武田・上杉の草刈り場でザマァする。ところでみんな・・・現実を見ようか。こいつらの首取るのは大変なんだヨォ~~~!主人公以外全員ガチです

 https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619


 転生ヲタク光秀。引きニート希望中:おまいら放せっ!俺は絶対に本能寺しないからな!勝手に陰謀めぐらすな!

 https://kakuyomu.jp/works/16817330647991289437


 前者はカクヨム評価で★1885、フォロー2013。PV135万。

 なろうで総合評価22800pt。PV500万。

 カクヨムコン7で、読者選考キャラクター文芸ジャンルで1~3位程度。


 後者はカクヨム評価、★821フォロー941。PV17万。

 なろうで総合評価9800pt。PV80万。

 カクヨムコン8で、エンタメ総合ジャンルでの読者選考における最高順位12位(不正確)でした。


 一応、カクヨムでの中堅作家以上なのでしょうか。


 短編部門では参加作品4作品が全部読者選考を通過しました。


 そのまにまにが『カクヨムコンに参加しようかな』と思って、検索して調べている方向けにこの回を書きます。


 この作品は、すでに書き始めようとしておられる方向けの作品ですので、「よし、参加しよう!」と思った方は最初からお読みいただけると、多分ためになると思います。


 https://kakuyomu.jp/works/16817330655091045591


 ◇◇◇◇


 カクヨムコン9についての詳細は、公式の説明をお読みください。


 第9回カクヨムWeb小説コンテスト

 https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_009/detail


 カクヨムWeb小説短編賞2023

 https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2023/detail


【カクヨムコン9】選考参加編集部をご紹介!~小説編集部篇~

 https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_novel


 ここではこの説明は書きません。

 書いていたら本筋である『攻略法』や『必勝法』、『読者選考に残る方法』などを書けなくなるためです。


 それでは行きます。


 ◇◇◇◇


 まずはご自身の目標を決めましょう。

『読者選考突破』

 か

『受賞』

 が目的なのか。


 これで大分方法が変わってきます。


 ほとんどの方は前者の『読者選考突破』になると思います。

 すでに小説家になろうやアルファポリス、エブリスタなどで書かれている方は大丈夫かもしれませんが、


『Web小説としての条件』


 を満たしていない作品はとっても不利です。


 ですがこれもいろいろな方法で対応できると思います。

 これを知っておられないと『PV0』という結果が往々にしてあります。


 それは


 1)カクヨムはキャッチコピーがすべて。

 2)連載方法やアップ時期で露出に雲泥の差ができる

 3)自主企画の重要性

 4)★とフォローの比率から見えてくるもの


 これらのことを踏まえて、参加されるとよいかと思います。



 1)のキャッチコピー。

 なろうやその他のサイトと違い、キャッチコピーが作品名よりも目立つようにユーザーに表示されます。


 ですから読者が一瞬で「これ、ぜってー面白い奴!」と思うようなキャッチコピーでないと、タップすらされないであなたの作品は流れていきます。



 転生ヲタク光秀。本能寺したくなあああああ~~~い!!



 これがまにまにの会心作だと思います。


 パワーワードとして『転生』+『ヲタク』+『光秀』、そして「ああ、光秀が本能寺したくない?どして?」


 という投げかけとなっています。


 ほかにも仕掛けがありますが、このキャッチコピー通りの作風と『面白いエッセンス』の作品となっています。

(その仕掛けは本作品や、まにまにのエッセイに書いておきました。このあたり。

https://kakuyomu.jp/works/16816927860513975333/episodes/16817330655101924326


 これを『目立つ赤系統の文字』でディスプレイしてある隣に、『黒い色』でシンプルな『しゃれたセンスある』+『自己満足のキャッチコピー』を書いてあったとして、Web小説を読みに来ているライトユーザーは、どちらをタップするでしょうか。


 これがすべてです。


 ほとんどの方の作品が読者選考に残らない原因はここ。


 これができていないと何をしても通過するのは難しい。

 ましてや受賞は天文学的な確率となってしまいます。



 2)連載形式は以下の作品を参考にされるといいかと思います。


 カクヨマニア~取説以上攻略本未満~

 音々 さま。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330663425922804/episodes/16817330663677032287


 一挙放出という手。

 これは12/1に一気にアップする方法です。


 理由は、ほとんどの作品は、カクヨムコンが始まって『最初の1週間ですべてが決まってしまう』からです。


 1週間はどの作品も『ランダム表示される』のですが、集計が始まる8日目からは『ランキング形式』で100位までしかピックアップされないから、ほとんどの作品は埋もれていきます。


 ですからランダム表示期間に★を稼いでおこうという作戦です。


 そんなことをしなくても読まれる作品でなければ受賞確率は低くなります。

(例外あり)


 自信作は普段の連載形式である『毎日1話更新』で★を伸ばしていくのが定石です。


 連載開始時期は12/1に密集するので、12/23から始める人もいます。

 クリスマス、年末年始の休み時+そのころには上位作品は息切れしてきて、★が入りにくくなっていますので。



 3)自主企画


 本来ならばランキングに入らない同じ自主企画参加作品への★のつけあいは意味がないのですが、カクヨムコンポイントには集計されています。


 ですから★の集計ポイントは減りますが、参加者同士の評価は意味があります。


 しかし。


 ★爆という『読んでもいないのに★をつけて回る』行為は、すぐに見つかりますので「ようにしましょう!」


 カクヨムコン後に垢BANされるかたが大変多いです。

 昨年から大分厳しくなっています。


 これだけAIが進歩していますので、下手な小細工はすぐに見つかります。

 厳に慎まれた方がいいです。


『営業』と呼ばれる、他作品を読んでから感想をコメントして★をつけていき『見返りを求める行為』もいかがなものかと、まにまには思っています。


 本来ならば『カクヨムコンが始まる前にを培っておくこと』が何よりも重要です。



 これがない方はものすごく不利なのがカクヨムコンなのです!



 だから

「過疎っている」

「全然読んでもらえない」

「読者選考はひどい」


 という意見がネットに流れます。


 カクヨムコンは『商業価値があるかどうかの選別場所』なのです。


 当たり前ですね。

 受賞した作品は、ほとんどが商業化されます。

 書籍化されたら、自分で広報活動するのですよ?


「作品だけ書いていればいい」

 ではすまされないのです。


 なので


『自分がされたいことをしましょう』


 これは読んでコメントを書くのもいいですが、自分の持っている情報をこの作品のようにほかの方に提供することで、作家仲間に支援を受けることも期待できます。


 この作品を通して、多くの方が自分の体験をエッセイとして書き始めました。


 初心者がいかにカクヨムコンに挑んでいるかを、リアルタイムで報告するだけでも読んでもらえます。


 付け焼刃で参加されるにはちょっと敷居が高いのがカクヨムです。


 いえ。参加はできますが、評価どころか読んでももらえないことになり「ああ、やっぱり私は小説なんか書けないんだな」とあきらめることになります。


 受験にも準備期間が必要ですよね。

 カクヨムコンも準備期間が必要です。

 それがこの作家仲間+読み専様=ユーザーフォロワーづくりなのです。



 4)★とフォローの意義


 カクヨムの作家向けダッシュボード、その作品についての『読者からの反応』という欄。


 ここは最初に『フォロー数』が表示されます。

 次にPVです。


 これは何を意味するか。


 カクヨム運営は基本、その順番に『意義のあるデータ』としてみているのです。


 ですからいくら★をつけてもらっても、その数字が低ければ、それ相応の価値しか認めていない、ということです。


 ★は道具です。

 勲章だけです。

 実力ではないです。


 フォローをつけてもらいましょう。

 フォロー2=約★1です。


 まにまにはいつも主張します。


 このことを利用して、「とりあえずフォローしておくか」というユーザーを増やしましょう、と。


 電車の中、休憩時間にカクヨム作品を検索したユーザー。

 これを捕まえる作品、いえキャッチコピーがすべてです。


 結論として読者選考を通過するためには、何を差し置いてもキャッチコピー作成が一番有効な対策なのです。


 これらのシステムの仕様はKADOKAWAさまの「作家さんにはこうあってほしい」という意向で成り立っています。


 研究すればするほど、これがわかってきます。


 ◇◇◇◇


 現在、カクヨムコンへ向けての様々な創作論、エッセイが書かれ始めています。

 それを自主企画としてまとめています。

 参考にしてください。


 https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16817330664889322450


 ではまたね~ノシ

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