カクヨムコンについて

第73話:カクヨムコン9について①。第一次『読者』選考のボーダーライン

 現在、健康を大分損なっているため、大したことは書けません。

 ご容赦を。


 ◇◇◇◇


 まにまにはカクヨムコン7と8に参加しました。

 それを通して思ったことを書きます。


 第1次審査は読者選考です。

 この作品のエッセンスを忠実に実行していれば、★100程度は取れてそれを通過できると思います。


 その際のボーダーラインは参加作品の8~15%。


 参考作品

 別館・カクヨムコンデータ

 柴田恭太郎さま作。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330650806209826

(まにまにはこの作品を『聖書』と呼んでいます。これを拝みなさい(^^♪)


 このデータと公式発表と照らし合わせて計算してください。

 https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_008#nominatedWorks


 まにまにには計算する気力がないので適当に10%程度で計算すると、一番参加作品が多いハイファンで


『★50フォロー100』


 このあたりがボーダーラインとなるはずです。


 この★には傾斜計算が加味されます。

 カクヨムコン参加者がつけてくださった★は軽くされています。

 肌感覚からすると読み専様につけてもらった★の半分くらい。

(訂正:1/8という計測結果だとの報告を耳にしました)


 もっと重要なのは


『フォロー』


 です。


 ★の1/2くらいの計算になりました。

(2023年12月修正。★=フォロー数)


 ★が多くてもフォロワーが少ないと逆転現象が起きます。

 つまり

『フォローして先を読みたくなる作品』

 にしないと、通過できないのです。


 そのためにやっぱり


『毎話面白く』て『次が読みたい』作品構成にしないといけない。



 何度も書きます。


『キャッチコピー』

 で、作品の面白さを35字に集約する。

 これができれば最低限『読み始めて』くれます。

 もしくは

『とりあえずフォロー』

 を狙う。

 するとポイントがザクザク入る。


 作品名はなろう系ならば、長いタイトルであらすじを書いてしまう。

 それを詳しく紹介文に書く。


 まにまにはその作品名の頭に『首取り物語』とか『転生ヲタク光秀』とか短い言葉で一番魅せたい要素をまとめてある。


 そして第1話がどれだけ作りこまれているかで勝負が決まります。


 それも1行目。

 これで決まる。


 どんなものを欲している読者に読んでもらいたいか。

 その選別フィルターになると思います。


 首取り物語は

 >15XX年

 京の都

 御簾越しでの無言の拝謁であった。


 で始まります。


『御簾』という言葉をなんとなくわかる人に読んでもらいたいのです。ある程度、本格的な歴史ものなんだなと。

 無言の拝謁ということで恥辱を読み取れる人。

「この人だれ?」

 と、引き込む1行目です。


 京の都で恥辱にまみれた拝謁をする人?

 首取り物語という作品名で集まった人の中でも『歴史にある程度詳しく』て、『このシーンが最終場面だ』とわかって、『誰かが恥辱にまみれる』と想像できる人。


 こういうフィルターです。



 ヲタク光秀はもっと簡単。


 >1560年6月

 尾張国桶狭間山南方

 偽明智十兵衛光秀

(全然、光秀らしくない! だって息子なんだもん)


 これだけで設定を明らかにしている。

 作品のノリを表現している。


 ここをミスると途中で離脱すると思います。


 例として

 1)第1話はモノローグとセリフだけで説明する。

 2)ヒロインの魅力を出す。

 3)作品の最後にどうなるかを書き、勝利フラグを立てる。

 4)主人公の生きる目的を書く。


 この生きる目的=行動原理が明確に伝われば、そして面白ければ巨大なフックとなると思います。


 設定を魅せるのはWeb小説では王道を外れてしまいます。

 キャラの面白さを、味を魅せる。


 それでも


『王道を外れてもカクヨムコンでは賞をとれる』


 のです。


 最低限、ボーダーラインを満たせば、あとは『商業価値』があるかで選考するのだと思っています。


 それはそうでしょう。

 売れなければ採算が合わない。

 カクヨムコンには相当な資本が投下されている。

 そのためのカクヨム運営です。

 すでにカクヨムコンは商業市場の洗礼を受ける場所なんです。


 首取り物語はキャラクター部門で多分1~2位の順位だったと思います。

 でも商業価値がなかった。

 そして★で言うなら半分以下の作品が大賞を取りました。

 これがカクヨムコンです。


 ◇◇◇◇


 結論。

『キャッチコピー』を作りこみ


『とりあえずフォロー』をつけてもらい、ポイントを稼ぎ


『順位を上げて露出を増やす』


 最初の1週間は今まではですが、集計ができないのでそれまでの累計評価でカクヨムコンの特設カラムでの紹介となると思います。


 注目の作品にピックアップされることを狙うのが大事。

 多分なのですが(最近観察していないので)連載開始した次の日から、『★評価がなくても』ピックアップされる筈。


 つまりとりあえずフォローを狙い、前日に連載開始というのもありかも?


 わかりません。

 ヲタク光秀は10日ほどフライングしましたので、12位くらいから始まりました。

 ★がいくつか覚えていませんが、200個はいっていた気がする。

 だから自信があればフライングする方がいいです。

 なにせ12/1から70日間で★50個でいいのですから。


 最高の時期は分かりませんが

『とりあえずフォロー』を狙うのが一番だと思います。



 ではまた。


 追記

 この作品だけではなく、カクヨムコンについて書かれている創作論やエッセイを見かけたらできるだけ★評価とフォローをしてください。

 それにより、この手の知識を拡散できます。


 カクヨムコンは競争ではないのです。

 磨きあい競い合ってこそ、意義があると思います。

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