エイプリルフール妹幼馴染

キャラ崩壊があります

ご了承ください


 俺には幼馴染がいる。

 引きこもりで、ケモミミが生えた幼馴染が。



 俺は、インターホンを押し応対を待っていた。

 いつもはおばさんが出るのだが、今日は違った。

 「ああ。いらっしゃい」

 高身長ガッチリめで、短い銀色の髪の男の人が出てきた。

 幼馴染の、お父さんだ。

 久しぶりです。

 俺は挨拶する。

 会うのはかれこれ、1ヶ月ぶりだろうかそんな感覚は空いてないが久しぶりな感じがした。

 「ああ。あの娘は部屋にいるから好きに上がってくれ」

 見た目に反して気さくな人だ。

  ニコッと笑うと、リビングに入って行った。


 俺は幼馴染の部屋のドアをノックする。

 来たぞー。

 「開けていいよ」

 返事が返ってきたので、ドアを開け入った。

 「遅い」

 しっぽをブンブン振って、ミミをピコピコさせてベットの上にいた。

 幼馴染はベットから降り、俺のお腹にパンチを繰り出す。

 痛くはない。

 「遅い、遅い」

 そのパンチは連続してはなってくる。

 ごめんごめん。

 それでも、幼馴染は怒っているわけではない。証拠に、俺が来てからずっとしっぽを千切れんばかりに振っている。

 俺は、銀髪の長い髪を優しく撫でる。

 「む~」

 撫でられると、幼馴染は気持ち良さそうに声を出し目をとろ~んとさせる。

 あ、お菓子買ってきたから食べよ。

 俺は、途中のコンビンで買ってきたお菓子を見せ言う。

 「お菓子?!」

 目をキラキラさせ、反応した。

 「おにい、こっち座って」

 椅子を、ポンポンと叩き座るように促す。

 はいはい。

 俺は、返事を返し。言われた通り椅子に座った。

 幼馴染は俺の膝の上に座った。

 「何買ってきたの?」

 幼馴染は袋の中身に興味津々だ。

 新商品があったから、どれ買ってきたんだけど。

 俺は、袋から2本のチューブ型のお菓子を出した。

 「むっ。これ猫が食べるやつでしょ」

 幼馴染は頬を膨らませ言った。

 確かに、見た目は似ているがこれは人間が食べるものだ。

 「ほんとだ。こっちはミルクチョコでこっちはホワイトチョコ」

 最近は海外の食べ物が流行っている。それに似た商品を出し、流行に乗ろうとしてるのだろう。

 「じゃあ、私ミルクチョコする」

 幼馴染は、袋を開け食べ始める。

 「吸うだけじゃ、出てこない」

 面倒くさそうに言った。

 チョコは少し固まっていた。

 噛んだり、押したりして食べるみたいだぞ。

 裏の表記には、そう書かれていた。

 「むっ。面倒くさい」

 幼馴染は、袋を右の方に持っていき噛み始めた。

 「うん。美味しい」

 噛んだら出たらしく、味の感想を言ってくれた。

 俺も食べようとしたとき、幼馴染が。

 「そうだ、食べさせてよ」 

 そんなこと言い出した。

 え?

 「はい」

 幼馴染は、自分のお菓子を俺に渡し。向かい合うように座り直した。

 ほんとにいいのか?

 一応確認を取る。

 「うん。大丈夫。はい食べさせて」

 幼馴染は小さい口を、目一杯開きこちらに向ける。

 い、行くぞ。

 俺は、お菓子を揉み。出てくるのを確認して幼馴染の口に運んだ。

 「う~~」

 幼馴染は、一生懸命出てきたチョコを舐める。

 これじゃあ、本物のペットみたいだな。

 しっぽを振り、小さい舌で器用にチョコを口に運ぶ。

 偶に、見える犬歯が茶色になっていく。

 「はあい。じぇんぶちゃべちゃ」

 幼馴染は、まだ口にチョコを残した状態言った。

 美味しかった?

 「うん。あれ?おにいは食べないの?」

 う、うん。俺はいいかな。

 そう言うと、幼馴染は目を光らせ。

 「ちょうだい」

 え?まだ食べるの?

 「う。はい、ちょうだい」

 幼馴染は、また口を開いた。

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幼馴染がかわいい!! If story あすペン @Asuppen

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