前半の作者の都会の喧騒に対する陰鬱さから、後半の作者の前向きな気持ちに転換したきっかけは新宿御苑の桜や緑溢れる自然だと思われるが、最後の桜の大木が死んでしまった祖母の優しさを思い出させ、「祖母が僕に残してくれたものは、心の隅にそっと佇む温かい優しさだった」「この桜は、祖母が咲かせているのだと思った」に表されているように、愛する祖母が作者に元気をくれたと私は読みました。
素晴らしい文章だと私は思いました。
梶井基次郎は『檸檬』しか知りませんが、梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋まっている」という文章が書かれている小説の題名を教えて下さい。
作者からの返信
「桜の樹の下には」という作品です!
青空文庫で無料で読めるので是非読んでみてください。
桜企画にご参加いただきありがとうございます。
極めて丁寧にかつ写実的に描かれる情景が目に浮かぶようでした。
またモノクロトーンの世界にいきなり桜の生命力たる色合いが飛び出して、それがとても心地よかったです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
情景がしっかりと伝わったようで嬉しいです。