死と乙女

登場人物【第一部完了まで】

仮面の男……謎の人物。見る者によって、異なる仮面を被っているように見えるらしい。女たちを全員罪人と断罪し、非業の死に方を選ぶよう強いる非情な男。

【女たち（年齢はすべて見た目から推定）】

ジェーン……65～70歳。小柄、白髪頭、青い眼。仮面の男から嫌われているらしい。彼女を「ジェーン」と呼んだのは仮面の男。

プリンセス……6～9歳。名前も含め自分の過去を思い出すことができない女たちのために、勝手に名前をつけてまわる想像力豊かな子供。アビーに「お姫様（プリンセス）」と呼ばれたのを気に入って自分の名前にしてしまった。

アビー……30代。美人だがそうと気づかれないほど地味。たった一人紛れ込んだ女児を放置しておけない母性の持主。

レーコ……15～18歳。東洋系。おしゃべりで年下のプリンセスに意地悪をすることもあるが、気立ては優しい。書斎で頭部を負傷。

赤毛の女……40代。がっちりした体格で、気性が荒い。銃の扱いを心得ている。勝手に名前を付けられることを嫌がる。

コーフィー……20代。褐色の肌、豊かな黒髪。南国の出身と思われる。書斎で本に押し潰されて死亡。年の離れた寝たきりの夫を見殺しにした過去があるらしい。

ミッシー……50代。白髪交じり、姿勢が正しく、背が高い。痴呆の老女コーデルの面倒を見ている。

コーデル……80～90代。認知症らしく、日々の生活に支障をきたしているため、ミッシーの世話になっている。

アンディ……20代。気弱そう。おどおどしている。温室で赤毛の女に庇護を求める。

毒殺魔……？

【死者・行方不明者】

熊に抱かれた女……元獣医師。死亡

オークの木に吊るされた女……死亡。赤毛の女の銃でとどめを刺される。

本に潰された女（コーフィー）……死亡

サボテンの棘まみれの女……死亡。赤毛の女の銃でとどめを刺される。

食堂に一同が集まるまでに消えた女……？