良質なフィードバックを得る難しさ
皆さんは感想もらえていますか?私は最近ぼちぼちありがたいコメントを頂けるようになってきました。お読みいただきありがとうございます。読者の皆様に感謝です。
では、もう少し突っ込んで、自作のクオリティアップの為になる他人の意見を継続的に受け取る機会はありますか?という質問だとどうでしょうか。
もちろん、単純にコメントもらって嬉しい、モチベーションが上がった、それは大事なことで、やりがいという意味ではその瞬間のためにやっていると言ってもいいかもしれません。趣味でそこそこにできれば良い、そこまでストイックにやる必要はないという人も、それはそれで充分アリです。むしろそれが普通かもしれません。
多くの反応をもらっている方の中には、数々のコメントから自作のどこが良いか、自分が良いと思っている部分に誰も触れないだとか、逆に意外と雑に書いたりうまくできなかった部分が好評だとか、色々と得られる知見もあるかとは思います。
ただ、全ての感想が有用かというと、当然多くの人の目に無料で触れるものとなると、意味不明なコメントやアンチの反対意見、重箱の隅をつついたマウンティング等のリスクも当然出てきます。文章を書こうという人は繊細な人も多いので、そういった心無いコメントで折れてしまう、というようなデメリットも考えられます。自作は幸いなことに、読者層がそれなりに社会経験を積んだ方が多いからか、今のところはピント外れな反応は皆無です。それはそれで多数にリーチできていないことの表れかもしれませんが……。
もしその辺で悩んでいる方がいるとすればどうすればいいか、という問いに関して、最近はある程度考えがまとまってきたように思うので、それをこれから書いていきます。
というわけで私の結論を書いてしまうと、添削なり感想をお願いできそうな、信頼できる友人・家族に頼む、もしくはそれが難しければ金銭を介してプロに頼むのがいいのだろう、ということです。こんなことを書いていながら有料サービスは実はまだ試していないんですが、これからいくつかお願いする予定で、その感想なんかもそのうち書いていこうかなと。
そして、その理由はと言うとやはりフィードバックの質ということになるのかと思います。フィードバックって実はとても難しいんですよね。特にネガティブな指摘、改善点(ここをこう変えると良くなるよ、といった形)に関しては、良い形式のものがネットで無料で手に入ることはまずない、と断言してもいいでしょう。
平日に毎日長時間顔を合わせる(最近はリモートも多いですが)職場においての上司から部下に対してのものでさえ、気を使って1対1で言い方に気をつけても、行動を改善してくれるかは結局受け取る側次第なわけです。ましてや顔が見えない年齢性別職業何の情報もない無料のコンテンツの書き手に、わざわざ貴重な時間を使って数万字超の文章を読み込んで、その人のことを本気で思って受け取りやすい形で、礼儀正しく為になる感想を書いてくれる人が現れるのか?と考えてもらえれば、絶望的なことがわかると思います。
なので、貴方のことを本当に思ってアドバイスをくれる人というのは非常に貴重な存在であり、ネット以外でも(ネット経由の出会いでも良いですが)そこで頼める関係性や信頼関係を作れている人が結果的にはどんどん上達していく、みたいな構図はあるのではと思います。もしくは、ラーメン才遊記のあの画像ではありませんが、しっかりと金銭を介してその分の働きを、それ専門にしている人から受け取るのがよいのかなあと。
なにか発表してバズるなりアクセスを稼ぐ、そこからうまく行けば仕事なり副業につなげるといったところを考えると、インターネットには誰でもチャンスがあるような気がしてきます。ですが私の考えは真逆で、インターネットはとても厳しい弱肉強食の世界であり、もともと勝てていた側の、持っている側の人間がより勝てるような仕組みになっているという実感があります。世知辛いですね。
というわけで、もし自分の書いたものがどう受け取られているのかがわからず、それで筆が進まないのであれば、お小遣いの少ない若い人達はバイトをちょっと増やしたり節約したりでなんとか絞り出してもらって、働いている方は善は急げで有料の添削や感想をもらえるサービスを試してみることをおすすめします。(もちろん怪しい業者かどうかはちゃんと見極めた上で!)
一人でも自発的に改善し続けられればそれで良いのですが、それは一部の超人だけなのかなと。大多数の人は意見を交換したり、アイデアを共有して反応を得る中でモチベーションを維持したり少しずつ腕を上げていくのが近道というか王道なのかなと、執筆という孤独な作業においてさえそうなのだろうなと、というところで今回は終わります。
皆さんは自分の作品を振り返って次に繋げる際に、どのような工夫をしていますか?コメントで教えてくれると嬉しいです。
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