第7話「好きだよ透」

「透〜〜」

 いつも通り葵が俺の部屋に訪ねてきてきた。

 季節はゴールデンウィークで葵は昨日友達と買い物とかしていた。

「透〜みてみて。昨日買った服!」

「ん?」

 葵の方をみるとペンギンの絵柄がついていて下は黄緑色のスカートをつまみ上げていた。

「どう?」

「可愛いな」

「やったー!」

 嬉しそうに喜ぶと葵がこっちの方に近づいて座り込んできた。

「透〜透〜」

「ん? なに葵?」

「私の彼氏がカッコいいから呼んでみた〜」

 そして腕の方にしがみついてきた。

「今日も甘えてるな」

「甘えちゃう……今日も明日も透にくっついているのが安心出来る」

 ゲームを一旦やめて葵の頭を撫でた。

「うへへ……。透に撫でられるのが幸せ」

「……」

 こんだけ甘えてくるから抱きしめたくなる。

「葵……」

「っ! ……うん」

 葵を抱きしめようと肩の方にゆっくりと手を回した。

「透……」

 葵がそのまま俺の体を抱え、床の方に寝っ転がりながら抱きつく形になっていた。

「葵、腕痛くないか?」

「平気……」

 そのまま葵の方からキスをしてきた。

「……」

「……」

 長い間。キスをして俺は彼女の頭を撫でた。

「好きだよ透」

「俺も好きだよ葵。デートしようか今度」

「うん! 透とデートしたい!」

 そして再びキスをした……。

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幼馴染の葵ちゃん 二髪ハル @2kamiharu

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