第3話「彼女を捕まえるためのトラップだったりして」

 別の休み日。俺は布団の中でゴロゴロしていた。

 起きているは起きているんだ布団があったかい……。

 するとドアが開きいつも通り幼馴染で恋人の葵が訪ねてきた。

「にょ〜す。遊びに来たよ。寝てる!」

「彼女を捕まえるためのトラップだったりして」

「なんて贅沢な! すぐに入らないと……」

 真っ先に葵は俺の布団の中に入り込んできた。

 俺は普通に葵の体を触りまくった。

「えっちだー」

「ウチの彼女可愛いからな。たくさん触っておかないと……可愛い」

「――っそれなら私も触らないと……。自慢のイケメンを」

 葵も俺の身体をベタベタと触りってきた。

「透〜〜うへへ。こんなイケメントラップに釣られてしまった」

「俺の彼女ってなんでこんなにも可愛いんだろうか?」

「透のことが大好きだから」

 いつものごとく葵が俺の方に唇を差し出してきた。

「――っ」

「……」

 そして葵の唇を奪った。

「……えへへへ。……えへへへへへ」

 キスをし終わると葵が物凄くニヤけていて俺の胸のところに顔を埋めてきた。

「……透の体温感じたい」

「わかった」

 1時間ぐらい彼女は俺と一緒に布団で寝っ転がっていた。

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