第94話 雪の休み明け

お母さん、私が早退してきたことを鈴ママに話したらしい。

「雪ちゃんきっと疲れてるのよ〜。これから色々あるんでしょ?今のうちに休んどいてよかったじゃな〜い」

という返答だったらしい。

…すごく他人事な感じで喋っておりますけど、おたくの息子も受験生ですわよ。


休み明け、学校行くのちょっと怖いよね。奈恵会長が闇落ちして独裁者になってるかもしれないし、昇高がガー子(学校にいる鳥。みんな好きな名前で呼ぶ。性別不明)と元栓のキメラを作ってるかもしれないし、獅子先生がサッカースタジアムを整備しろって駄々こねてるかもしれないし。

いざ、出陣。

特に変わりはないな…?(ガー子は中庭を闊歩していた)

安心しつつも少しつまらない気分だ。

「雪、完全復活!!」

4組に行く前に奈恵たちがいる1組によった。(獅子先生が駄々をこねている姿はできるだけ見たくないので)

「また倒さんとだな」

あ、女の子取っ替え引っ替えしてる学級委員だ…

「なっ何…!?」

そうなんよ、天パってこうされないと分からないもんなんよ。

「ねぇ雪、青のこれめっちゃ良くない!?」

奈恵会長、あなたはやはり独裁者になられたのですね。そして素晴らしい校則をお作りになったのですね。

「気づいたら伸びてて、体育の時邪魔だから結んだだけだわ」


スゥー、学校来てよかったぁ!!(そういや元栓見てないな…)

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サクラサケ(旧) 家猫のノラ @ienekononora0116

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